没落貴族の娘が
新興実業家の元に引き取られる、という
少し屈折したシンデレラストーリーだけど・・・
実家に融資をしてもらえるんだから
メイドだろうが工員だろうが
どんな仕事でもしてやろうと腹をくくったにもかかわらず
実際には自分を引き取ったエリックの「夜の相手(ただし「本番」なし)」以外は
「何もしなくてよい」という好条件に戸惑いつつ、
そんな好条件で迎え入れてくれたエリックにいつしか強い好意を抱くも、
何分赤貧を洗うがごとき生活が長かったゆえに
そんな幸せに甘えていいのかと悩んでしまうジュリアが
かわいいというかイラつくというか・・・・・・
エリックに仕える執事やメイド達の気持ちが何となくわかる。
一方のエリックはエリックで
招待されたパーティーで
先輩の紹介で知り合ったジュリアに一目惚れし
彼女の不遇な境遇を知って
何とか彼女を幸せにしてやろう、いやしてやるんだと、
彼女に対し最大限の努力をするのだが、
これがなかなか受け入れてもらえない・・・・・・
結構気の毒な奴である。
でも自分に金・色・力があるがゆえに
言い寄ってくる貴族の女に辟易したせいで
「貴族なんか嫌いだ」と言ってしまったがゆえに
貴族の娘でもあるジュリアにどこか負い目を感じてたし・・・・・・
全くどっちもどっちの似たもの同志だ
でも結局は分かり合えてよかった。
後半少し詰め込みすぎたきらいはあるし
イラストのエリックが怖い、という欠点はあるが
気楽に読めるラブコメ(ただし結局は「やっちゃう」けどね)として
そこそこ楽しめるんじゃないですか!?