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奈良登大路町・妙高の秋 (講談社文芸文庫)
 
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奈良登大路町・妙高の秋 (講談社文芸文庫) [文庫]

島村 利正 , 勝又 浩
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商品の説明

出版社/著者からの紹介

奈良へと出郷していく少年期の回想とともに、家族、故郷への想いを謳った読売文学賞受賞作「妙高の秋」、奈良の美術出版社・飛鳥園を舞台に、美しき出会いと別れを綴る「奈良登大路町」、戦時下、師・志賀直哉、瀧井孝作との愛情溢れる交流を描いた「焦土」など、寡作で知られる作家の珠玉の8作品を収録。端正な文体で創り出される純度の高い抒情的世界の魅力を凝縮した名作集。

内容(「BOOK」データベースより)

奈良へと出郷していく少年期の回想とともに、家族、故郷への想いを謳った読売文学賞受賞作「妙高の秋」、奈良の美術出版社・飛鳥園を舞台に、美しき出会いと別れを綴る「奈良登大路町」、戦時下、師・志賀直哉、滝井孝作との愛情溢れる交流を描いた「焦土」など、寡作で知られる作家の珠玉の八作品を収録。端正な文体で創り出される純度の高い抒情的世界の魅力を凝縮した名作集。

登録情報

  • 文庫: 240ページ
  • 出版社: 講談社 (2004/1/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061983571
  • ISBN-13: 978-4061983571
  • 発売日: 2004/1/10
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 349,890位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 2.0 著名作家は実名、自らは仮名、無名人はイニシャル..., 2006/3/5
レビュー対象商品: 奈良登大路町・妙高の秋 (講談社文芸文庫) (文庫)
 「仙酔島」や「残菊抄」は、震災や戦争という“大きな物語”に一定の位置を与えつつも、市井の人々に軸を置き、当時の庶民生活や男女の機微といった“小さな物語”を丹念に描いた優れた“風俗小説”として評価できると思う。家業を途絶えさせないための養子縁組がごく普通のことで、自由恋愛が大手を振っていない時代、老境の女性が自らの結婚生活、人生を肯定的に述懐する「仙酔島」、近代の、文学的でない、まだ本能的な男女の情愛、情欲が素直に描かれている「残菊抄」、ともに味わい深い。
 一方、たぶん島村利正としてはこっちが評価されているのだろう「奈良登大路町」や「焦土」「妙高の秋」は正直ついていけない部分がある。志賀さん(志賀直哉)や瀧井さん(瀧井孝作)が実名で登場し、自らは「私」だったり「杉村理一」といった仮名、無名の登場人物はM氏やE君といったイニシャル...このあからさまな序列!志賀さんに甲斐甲斐しく世話を焼く「私」のさまは、点数稼ぎ、媚にしか思えず、「どうしてこんなん書くんかなぁ」というのは、文学というクローズドな場所で生きている人たちにしか共有できない思考である。“有名性への欲望”がここまで顕著に見えちゃうとなぁ。こういう作品が一時、文学として成立していたという記録としては価値があるのかもしれない。いや、大方の文学、典型的な文学って、その形は変えても未だに「これ」なんですか?
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