ブランディングというと大手企業が注目されがちだが、奈良の300年老舗企業の若手経営者が自らの体験をもとに、明快な文章で伝統工芸のブランド立ち上げの苦労や発見について十三代目中川淳さんが執筆された非常にエキサイティングな一冊。
ブランディングとは何か?という本質的な問いに始まり、流通、モノ作りの仕組み、コミュニケーション、そして組織の「デザイン」の取り組みについて解説。中川さんが考える経営とは「デザイン」なのであり、ブランディングとは経営そのものなのである。
ブランドを作るときに必要なのは、こんなブランドにしたい!という熱い思い。営業部門、店舗スタッフの考え方が全く異なるようではブランドたりえないという。
お客様から見たタッチポイントの整合性や情報がクロスするほど人は何かを強く意識する、といったことなどポイントが非常に具体的で、マーケティング視点を磨くには実に素晴らしい内容だと思った。