グルジェフ入門としては、同じ平河出版社から「グルジェフワーク」という本がでておりコンパクトにまとまっているが、まとまりすぎていて腹におちてこない。この「奇蹟を求めて」は弟子(その後別れるが)ウスペンスキーによるグルジェフ思想との出会いから独立までの状況を細かに記載しており、ストーリー的な部分と思想の解説部分とあり、分かりやすく、自分自身がウスペンスキーになった気分がしてくる。グルジェフ思想の理解という点では自身著の「ベルゼバブへの孫への話」があるが、これはわざとわかりにくい本となっている(ワークの一貫として。)なお、本書のあと小森健太郎のミステリー「Gの残影」を読むことをお勧めします。