パラケルススはルネサンスの時代に生きた医師、錬金術師で有名な人物です。
この本はパラケルススについての本ではなくて、パラケルスス自身が書いた著作の翻訳なので、パラケルススの直の言葉に触れることができるのが魅力です。
この本では医者としてのパラケルススが医学について、あるいは医者について語る内容が中心となっています。
医学、科学は彼の時代から大きく変貌しましたが、医者のあるべき姿、倫理については現代でもまた変わらない問題を抱えているのではないでしょうか?
哲学、天文学、錬金術、医学について、別々に取り扱っているわけではなく、これらすべてが繋がりを持ち、また繋がっていなければいけない、というのがパラケルススの考えなのだと思いました。
また錬金術とはさまざまなイメージを持たれているものですが、彼自身が考えていた錬金術の定義も記されています。
著者パラケルススは古い時代の人ですが、現代人にも興味深いテーマを扱っていると思います。
この作品は三部作の2番目ですが、第三部もまたれるところです。