1950年という戦後まもない時代に、セントルイスのイタリア系移民と東部の洗練された選手やアフリカ系選手との混合チームが、サッカーのワールドカップにアメリカ代表としてブラジルに行くことになる。初めは、セントルイスの選手と東部の選手との間に軋轢が生じるが、ジェラード・バトラー演じるフランキーがセントルイスの仲間を上手くまとめ、遂には一つのチームとしてイングランド・チームを本戦で破るという、実話に基づく作品である。初めはばらばらのチームをまとめ上げて行く過程が、なかなか感動的だ。特に、彼らの移動の便宜を図るために、大統領命令でブラジル駐留の米軍が飛行機を用立てることで、大戦中の様々な傷や軋轢を引きずっていたチームに国の代表としての自覚が芽生えて行く所は、ほっとさせられる。
サッカー・ファンではないわたしでも、試合の場面には引き込まれ、役者たちの素晴らしい身のこなしや試合運びに感嘆させられた。サッカー・ファンやジェリー・ファンだけではなく、広く一般に見てもらいたい。
ジェラード・バトラーはイタリア系アメリカ人を演じてはいるが、所々でアメリカ式発音にしてはいるが、基本的にはいつものグラスゴー訛りのイントネーションである。また、黒人選手の動きが素晴らしい。
本DVDには、短いながらもメイキングとインタヴュー、予告編が入っている。日本語字幕と日本語吹き替えがあるが、英語の字幕は付いていない。