好きなジャンルが違うので、2カ月前までノーマークでした。ごめんなさい、という感じ。
J-POPは嫌いじゃないけど、何回も聴くと厭きてしまいます。理由は、ヴォーカルの音程が甘いことが一番。ビブラートをかける場合も、歌い出しで音程が合ってないからというパターンが多くて、聴いていて痛々しくなることがあります。
でも、JUJUの歌は何回でも聴けてしまいます。どの声域でも音程がしっかりしていて、声域や声色の使い方も歌詞とマッチしていて「仕方なく」感がない。1番と2番で音程が違う場所も、歌詞に合わせてわざと低く音を出しているな、ここはビブラートが必要だから……。などなど、非常に完成された歌い方で、にもかかわらず、あんまり押しつけ感もない。他の歌でもそういう感じなので、すごく力のある人なのだなと思います。
ちょっとJUJUの話ばっかりになってしまいましたが、曲も歌詞もいいですよね。持ってる声を使い切って(でも歌い方自体はあっぷあっぷではなく余裕しゃくしゃく)、切ないけど希望のある歌詞も、べたべた感がなくてすてきです。編曲が自己主張しないところも、歌手の能力をより前面に出すという意味では良い方向に働いていて、とにかく奇跡的な仕上がりの音盤だと思います。