ストリングスを配した前作までの暖かいサウンドを離れ、
エレキギター、ベース、ドラム、キーボードのバンドアレンジで全曲を通し、
とてもドライでタイトなサウンドになった。
私的にはジャニスの作品で一番好きなアルバム。
*「テイク・トゥ・ザ・スカイ」
アップテンポがかっこよく、硬派なロック色の強い曲で、ジャニスの歌い込みも凄い。
クレア・ベイのボーカルサポートとのやりとりや緊張感も素晴らしく、
心に強く切なく訴えかけてくる。
*「キャンドルライト」
スローなバラードでありながら、
盛り上がりにかけてのジャニスの力強く張りのある声が、本当に劇的。
弦もなしにこれだけしっとりと歌える歌唱力には脱帽もの。
*「ウィル・ユー・ダンス」
ジャニスの代表曲で、クレア・ベイとのデュエットも曲調にあっている。
都会の退廃的な雰囲気をハバネラで小粋に歌い飛ばし、何度聞いても飽きることがない。
*「マリア」
退廃的でクールな雰囲気が素晴らしい。
間奏を置いてスローテンポになったあたりは、
ニューヨークの朝靄にかすむ町並みが目に浮かんできそう。
「サンセット・オブ・ユア・ライフ」は静寂に突き刺さるような鋭いギター伴奏に
ジャニスのなめらかな旋律と、最後には不気味な程寒々したハーモニーが響く名曲。
ジャケットも真っ青な空をバックに壁の上に座るジャニスがとても印象的だが、
見開きのジャケットで、開けると夕日を背にしたジャニスのシルエットが出てくる様子は、
LP発売当時と全く同じ形態のミニチュア版で、本当に嬉しいです。
CD盤にもジャケットデザインが印刷してあるし、
今回用に付け足されたジャニス本人の解説もとっても嬉しいです。