(日経ベンチャー 2006/03/01 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)
企業の成長のカゲで社員が犠牲になる時代は終わった!
社員のコントロールを一切やめ、急激に業績を伸ばしたセムコ社。
ブラジルで、学生がもっとも就職したい企業No.1という同社は、
辞職率実質“ゼロ”の全世界が注目する驚愕の経営を実践する。
100万部超のベストセラー『Maverick』の著者が、
日本の経営者、サラリーマンの目を覚ます!
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24 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
“奇跡”は偶然にあらず,
By きょうパパ (西東京) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 奇跡の経営 一週間毎日が週末発想のススメ (単行本)
「企業の成長のカゲで社員が犠牲になる時代は終わった!」の帯文句に思わず食指が動いてしまう方は、 私と同じく少々普段の仕事にお疲れなのかもしれません。 この本のすばらしさは、まずそんな疲れた心に、 一服の清涼感を与えてくれるところでしょう。 「仕事は本来、社員が心からウキウキするようなものであるべきなのです。」 “こう言い切れるトップの下で働けたらいいよなぁ” なんて単純に読み進めているうちは、ほとんど癒しの世界です。 しかし、 “実際に「奇跡の経営」をマネジメントに応用できないだろうか?” なんて欲を出し始めると、 この“奇跡”が時間のかかる緻密なプロセスを、 いくつも積み重ねて成り立っていることが読み取れてきます。 <受け入れ側>での心地よさに反して、 <実行する側>の困難さが際立つ構図で、読後感は “夢のある話だが実際には…” となるのが普通かなぁという感じです。 ところがさらに、追い討ちがあって、最後の訳者あとがきで、 “そんな心配しなくても大丈夫” とのメッセージ(いくつかの具体的処方)が出てくるのです。 これには、やられたという感じです。 ともかく、疲れた心の時であれ、やる気まんまんの時であれ、 仕事や経営に対する新しい視点を与えてくれる本だと思います。
15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
こんな会社を作りたいです,
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レビュー対象商品: 奇跡の経営 一週間毎日が週末発想のススメ (単行本)
理想の会社とは?経営者も従業員も会社で働く多くの方がこの問題については一度は考えたことがあるのではないでしょうか。 全ての方が賛成するかどうかは分かりませんが、この本にその答えのヒントがあるような気がします。 経営者が「社員を信頼すること」をベースに「社員が幸せになってくれること」を本気で考え、そのために必要なことは全て実行する。 そのことを社員が感じることにより、必要な行動を誰にも強制されずに実行する。 この循環は現在普通に行われている、社員を管理、コントロールすることは全く異なる循環であり、あくまでも結果として、社員、社会に必要な会社になる。 こんな会社がやはり理想的だと思いますし、そのような会社を作ることができたら、それは理想的な人生だと思いました。
20 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
理解されないのならば、あまり売れないほうが良いかも,
By 六等星 (神奈川県川崎市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 奇跡の経営 一週間毎日が週末発想のススメ (単行本)
社員が仕事の時間と個人の時間のバランスを保つことの重要さを、繰り返し説いている。セムコ社ではそのために会社ができることは全て実施し、社員の管理につながる仕組みは徹底して排除している。これによって、会社は社員を信頼し、信頼された社員が自らの意思で会社に貢献する、という理想的な関係でいられるということなのである。結局のところ、経営者が社員の立場に立つことに徹底すると、究極的にはこのような企業論になるのだろう。本書の精神にはほとんど全ての面で賛同できるのだが、しかし、実現は可能だろうかという思いは、拭い去れない。組織階層を持たない、ビジネスプランもない、人事部もない、標準業務フローもない、そういう組織をつくり維持することなどできない、と考えられる理由は、我々の周りにはいくらでもある。仮にできたとしても、これまで積み上げてきたものを失うことになり、短期的には犠牲も伴う。実際、著者が父親から引き継いだ会社の社長になって最初に、旧来型の発想を持っていた経営幹部の三分の二を解雇している。基本的に機能している組織ならば、セムコ式経営を導入して、それまで築き上げてきたものを失うよりは、本書の根本にある考え方を、どう現実に落とすかを考えたほうがよいだろう。 企業経営の将来的な理想形として本書の理念が正しいことは、冷静に読めば理解できるだろうが、短期的な実現性という意味では、ほとんどの経営者には受け入れられ難い読み物だろう。したがって、この本が売れれば売れるほど、「そんなことは無理だ。できるわけがない。」という反論が増え、その結果、本書の根本にある、社員を徹底して重要視する考え方まで批判の矢面に立たされることになる可能性もある。そういう意味では、あまり売れて欲しくない本と言えるかもしれない。
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