自分もかなり英語好きの英語読み(ペーパーバック、海外紙デジタル版)をするほうではあるから、それなりに英語学習本はもっているし、英語本もレビューしたことがあります。しかし「東大の英語」というものをこれまで意識したことはなかった。その点で、まずユニークな一冊で、「東大の英語」なるものが、どんなシロモノであるか、理解できます。
そして肝心の東大のレベルであるが、本当に中学生レベルの単語も多いのは確かとはいえ、、やはり難しい…。asやwhichやwhatやカンマが出て後ろへつながっていくと途端に難しく感じる。
「取り除くべき語」を選べ!とか、「語整序」とか、大人の社会人が取り組むと、自分の文法理解がいかに無手勝流できていたかを思い知らされる。もう大の社会人が、冷や汗をかくことは請け合いですね。わりと簡潔で的を射たポイント解説がつくので、ほんとにいい勉強なります。
個人的には、what節というのか、what might happen〜という問題には、これを解く東大生のすごさというのを改めて知った気がする。
英字新聞の中身を読める中級者でも、ひっかかる問題も多いはず。実践(実戦)と、こういう受験の文法・語法問題の出来不出来は、別物とは言え、ちょっと英語好きにはショッキング。
おそらくコンセプトは、東大をめざす生徒諸君よりも、ある程度英語ができる社会人たちへ向けられたものだと思うので、そんな人たちにはぜひオススメできる。
また、知人に東大出が何人かいるのですが、実は彼らはこの手の問題を二十歳前で解いていたのかと思うと、驚愕するしかないですね。こんな問題を解いて、入学するやっぱり東大生ってスゴイというヘンな感想も持ったことも正直、告白しておきます。