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37 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
そんなにべたぼめするほどでもない,
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レビュー対象商品: 奇跡と呼ばれた学校―国公立大合格者30倍のひみつ (朝日新書 25) (新書)
私は京都の者なので、地元の番組でもよく堀川高校が取り上げられて、「あ、なんか自分のころとは全然違うな」という思いだ。奇跡と呼ばれた学校、か。しかし、そんなに言うほどのものではないでしょう。本書にも述べられているように、いわゆる"奇跡"というやつを起こしているのは、堀川高校の"探求科"に入った連中のことであって、普通科はほとんど関係ありません。堀川のHPで進学実績を見れば分かります。なぜ"奇跡"が起きたのかというと、これも本書に述べられているように、"探求科"に京都中から、"できる連中"ばかり集めたからである。これ以前は、学校群制度があって、行きたい学校には、その学校のある地区に住んでいない限り、受験すらできなかった。だから、どうしても有名な高校は、誰でも受験できる"私立"しか無くなり、当然、家が裕福でなければ、有名高校に行けないという状況だったのである。その学校群制度を改革し、京都中から誰でも受験できるようにしたのだから、優秀な連中を水滸伝の梁山泊のように、中学では成績がトップクラスの連中を一同に集めたのだから、一流大学への進学率が上がって当然である。京都の公立高校の入学制度のひどさは京都の人間しか分からんでしょう。ただ、堀川にはこれからもがんばってほしい。地元の番組で取り上げられていたのだが、京都の有名私立の○南や、某K塾なんかが、「堀川の躍進など所詮は一過性・・・」などと因縁をつけている。というか、これは公立から、東大・京大など一流大学に行かれてしまうと、○南やK塾は儲からなくなって困るからである。奇跡も10年・20年続けば"普通"のことになるだろう。 公立の中高一貫校というのが全国に出来ているが、もし近い将来、「堀川高校付属中学」なんてのが出来たら、進学実績はさらにアップするのではないだろうか? また、P172に「まじめな取り組みを評価せよ」と書かれているがそりゃそうだ。まじめに勉強しているだけでいじめに遭い、読書をすれば、「きしょい、きもい」と女子から言われるような状況。堀川がどうかは分からないが、おそらくこういうことはないでしょう。「学校は勉強するところである!学校とは本来こうあるべきだ!」ということを言ってる本書は評価が星100個でも足りないくらいだ。
29 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
見えない「力」とは何か。,
By ゲバラ (神戸市兵庫区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 奇跡と呼ばれた学校―国公立大合格者30倍のひみつ (朝日新書 25) (新書)
感銘を受けました。堀川高校の教育実践について、単なる「今」の姿だけでなく、「今」のために「過去」にどれだけの準備・努力があったのかも書かれている。地に足を付けた教育改革の実践例として、すべての教育家にとって必読の書。残された課題は、「堀川での教育実践を一般高校にどこまで還元できるか」だろう。 また、本書を読めば、「教育とは何か」「学校とはサービス業であるか」「生徒の学んだものはどこまで数値化可能か」といった問題に、自分なりの結論を出すことができる。教育について考えたい一般の人にも、必読の書。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「堀川の奇跡」と呼ばれた高校の実践報告,
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レビュー対象商品: 奇跡と呼ばれた学校―国公立大合格者30倍のひみつ (朝日新書 25) (新書)
現在、京都市立堀川高等学校校長である荒瀬克己先生による「堀川の奇跡」と呼ばれた国公立大学の進学実績の大躍進を果たした教育実践の報告です。京都の公立高校は、進学実績において私立高校に押されずっと長期低落傾向にあり、堀川高校もご他聞にもれず、厳しい状況に追い込まれていました。それがどのような経緯で変身し、国公立大学合格者を30倍にしたのか、全国の教育関係者から見学が引きも切らないようになったのは何故なのか、を知るには必須の本と言えるでしょう。 筆者の荒瀬先生は、本書で詳しく経緯を述べられていますが、10数年前、堀川高校での教育現場で改革の糸口を見つけ、京都市教育委員会に入ってから様々な改革の提案を行い、新しい堀川高等学校の立ち上げを提案し、98年から教頭先生として率先して教育改革のリーダーシップをとってこられました。2003年からは、校長先生としてより豊かで多面的な教育の実践に関わってこられ、それが各界で認められ、近年ではNHKの番組に登場するまでになっています。 シラバスの作成、大学でのゼミや研究活動と変わらない人文探求科と自然探求科。それを支える大学院生のTAを受けての探求基礎、スーパーサイエンスハイスクール指定による素晴らしい成果など、その実践と結実にはただただ頭が下がります。 「創業は易く守成は難し」とあとがきに書いてありますが、偏差値一辺倒の教育からは距離を置きながら、大学進学の大幅な向上を果たした訳ですから、今後今までと同じように挑戦者であり続けるのは難しい課題となるでしょうが、筆者の行動力を持ってして日本の中等教育のあり方も含めて進化させていただきたいと願っています。
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