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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
製作者たちに感謝、,
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レビュー対象商品: 奇談 プレミアム・エディション [DVD] (DVD)
原作となった「生命の木」は31ページの短編です、デビュー数年でほかの誰でもない諸星大二郎にのみ描く事が可能と評しても誰も反論できない水準に達していた事にいまさらながら驚きますが、再読してみれば80年代以降の作品ほどの語り口の上手さは感じず、やはり初期ならではのごつごつした印象を受けます、神隠しというエピソードを加えたとはいえよくぞ90分の映画に脚色し、娯楽映画の枠内で充分に原作を知らない観客へも訴えることが可能な佳作に作ったとおもいます、残念なのがやはりクライマックスの洞窟、原作ではゴシック建築風の巨大空間だったのだが本作ではただの空間、ジュスヘル・イエスの昇天シーンにおける照明の単調さとともに本来ならばあり得るはずのない厳かさに包まれた圧倒的なシーンとなったのに、とおもう、これは原作とともに長い年月を生きた諸星ファンほど自身の想像力の中の興奮が巨大化しているのでしょうがないといえばしょうがない事ではあります、 原作にあって本作で省略したのが「ケルビンの骨」、聖書の新解釈物語としての流れをスムーズにするためと思われるが、「異生物」キャラは決して見てはいけない・決して知ってはならないという諸星作品共通のテーマであり、諸星マンガのホラー度水準が他作家のそれとは違う地平にあるという重要な要素、もし映画パート2があるのならぜひ取り上げてほしいとおもう、 登場人物の中でもっとも「はなれ」を差別するのがカトリック信者たちという設定には妙に納得させられる、人気ホラー作家スティーブン・キングの諸作品はすべてキリスト教の価値観の中で書かれているとおもう、対して諸星作品はキリスト教(だけに限らずその他全ての歴史や宗教の要素をも)を実にわかりやすく相対化して戯画化できる点が作品に深みをもたらしていると考える、
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
おしい!,
By 非柘 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 奇談 プレミアム・エディション [DVD] (DVD)
暗黒神話をジャンプの連載時に読んでからの、諸星ファンとしては楽しみにしていた作品です。まず、全体として、諸星作品のカット割りを良く研究してあります。ヒロインの人選とヒロインの上目使いの表情の撮り方や、集落の遠景など、地味な撮り方は諸星漫画の派手さのない表現が良く生きていて、感心しました。長髪でなくメガネの稗田教授も不思議と違和感がありませんでした。他の諸星作品を良く研究してプロットを組み立て、短編を映画化したのは理解できますが、最後の安直なな文明批評は、諸星作品とは似て非なるもので、全体をぶちこわしにしています。また、いたずらに悲劇性を強めるプロットも必要ありません。映画としては、ストーリーで最も大切な「世界始の咎の教え」の出し方が、不適切です。これでは、原作を知らないと何がなんだか分からないと思います。非常にユニークなこの「伝奇的神話」をくり返し観客にしみこませるような演出をすべきだったと思います。インヘルノの表現もCGに頼りすぎです。諸星漫画のあのコマであれだけ表現できるのですかが、カット割りやクローズアップなどで「一部を見せながら全体を感じさせる」様にすべきと感じました。 でも良く映画化したな〜と感心しまして、評価としては中間的なところにします。
18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
阿部寛で、稗田シリーズを順次映画化してほしい,
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レビュー対象商品: 奇談 プレミアム・エディション [DVD] (DVD)
原作は、「妖怪ハンター」シリーズとして週刊少年ジャンプに掲載された「生命の木」である。正に奇談としか言いようの無いエピソードであるが、ヒロイン役を登場させるための「神隠し」と絡めた映画オリジナルの構成は、大きく破綻もせず上手くまとまっていたように思う。舞台設定を原作と同じく、昭和50年代に設定している。ロケ地に、本当に開発されていない田舎を良く見つけたなぁと感心した。ボンネットバスだの旧型のワゴンだの、「ディスカバージャパン」とか「列島改造計画」といったセリフなどの細かい配慮もなかなか憎い。それが成功しているか否かは微妙であるが、部落ネタである関係上、こうした「昔の話ですよ」という強調は、外界から隔絶されていなければいけない必然性以上に必要な配慮のようにも思えてしまった。 阿部寛の稗田礼次郎、イイ感じだったなぁ。
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