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奇談異聞辞典 (ちくま学芸文庫)
 
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奇談異聞辞典 (ちくま学芸文庫) [文庫]

柴田 宵曲
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

江戸時代の随筆集は怪談奇談の宝庫である。博覧強記の柴田宵曲が、『耳嚢(みみぶくろ)』『甲子夜話』をはじめ107種もの随筆集から奇談異聞の記事を抜粋、見出しをつけ、五十音順に配列した本書は、近世奇談随筆の一大アンソロジーである。おびただしい文献から選り抜かれた奇談異聞の数々は、まず読物として面白く、同時に、河童・天狗・竜・狐狸・魚怪・幽霊・化物屋敷・ろくろ首・舟幽霊・異人・奇石・隠し里など、全国各地の怪異妖怪譚の貴重な資料集でもある。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

柴田 宵曲
1897(明治30)年、東京市日本橋区の商家に生まれる。中学を中退後、上野図書館に通って独学で俳句、短歌、文章に精進。ホトトギス社に入社し編集に従事、寒川鼠骨に師事して『子規全集』編纂に尽力した。三田村鳶魚の著述にも協力。1966(昭和41)年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 734ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2008/9/10)
  • ISBN-10: 4480091629
  • ISBN-13: 978-4480091628
  • 発売日: 2008/9/10
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 285,572位 (本のベストセラーを見る)
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23 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
ちくま学芸文庫である。
講談社学術文庫等にも言えるが、所謂学術系文庫は単価が高くなりがちだ。
普通の文庫に比べて発行部数が大幅に少ないためだろう。
小部数でもペイ出来るように高価格設定なのはまあ仕方が無い。
で、この本だが・・・安いのだ。
この厚さで2,300円というのは実質破格に近いと思う。
学芸文庫のほかの作品を見れば一目瞭然。
現に、同じ柴田宵曲の既刊二冊『明治の話題』『明治風物誌』も
半分以下の厚さで1,300円だ。
まずはこの価格に感謝。
中身に目を転じれば、この価格が如何に安いか更に身を以って知ることが出来る。
とにかく質と量が素晴らしい均衡を見せている。
恐ろしいものもあれば滑稽なもの、ほのぼのするもの、不気味なもの等
様々な怪異譚が本当に膨大な量、蒐集されている。
これだけ蒐めるのにどれだけ近世の随筆集を渉猟したか、巻末に掲げられた
そのデータを見ても、柴田宵曲の凄さが伺える。
あと、杉浦日向子の傑作『百物語』の元話も諸所に散見され、
おっ!と思うこともしばしば。
ちなみに文体は現代語訳されていないが、例え知らない単語があっても
前後の文脈から容易に類推して読み進むことが出来るので、是非手に
とってみていただきたい。
そう、新刊書店で手に入る今のうちに。
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
江戸時代に書かれた怪異譚を、タイトルのアイウエオ順にずらずらっと並べて集大成したもの。要するに辞書の様な体裁を取った一大アンソロジー。アンソロジー好きの読者であれば、こんな酔狂な企画の本を一度は読んでみたいと思ったことのある人は多いのではなかろうか。とにかく規模が半端ではないので、よくぞこれだけ集めたな、と驚くやら呆れるやら。

仮名遣い等は現代向けに直してあるし、江戸時代の文章なので古文としては難易度は低めではあるが、やはり現代文の様にはいかないだろうし、解説も注も付いていないので、いざ読み通すとなったらそれなりに腰を据えておく必要がある。とは言え、全体の分量がそれこそ辞書並みにどどんとあるのに対して、個々のエピソードは極く短いので、無理して通読せずとも、パラパラと頁を捲ってみて目に入った所だけ拾い読みして行くと云う読み方でも結構楽しいかも知れない。怪談奇談好きなら、多少苦労してでもアタックしてみる価値はあるだろう。
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