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奇憶 (祥伝社文庫)
 
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奇憶 (祥伝社文庫) [文庫]

小林 泰三
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

現実生活はみじめなものだった。恋人も去り、大学も行かず、金はない。だが〔夢〕だけはよく見た。そこでは鬼の顔をした老婆「よもつしこめ」が囁くのだ。「物心がつくと世界は一つしか見えなくなる」と。そうだ、子供の時、僕は確かに二つの月を見た。あれははたして現実だったのか?現代人が忘れてしまった、無垢な子供が感じる〔もう一つの世界〕を描く、奇想ホラー。

登録情報

  • 文庫: 146ページ
  • 出版社: 祥伝社 (2000/10)
  • ISBN-10: 4396328168
  • ISBN-13: 978-4396328160
  • 発売日: 2000/10
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
今となっては 2007/5/20
By kzy666 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
作品そのものは著者らしい作品と言えるのではないでしょうか。著者の作品が好みに合う人は満足できると思います。

ただし本作を含む連作集が出版されている今となっては本書を購入する必然性は薄いのではないかと思います。その意味で星1つ減らしています。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
いつもの 2006/1/21
形式:文庫
 圧倒的な迫力に欠けるものの、十分に楽しめるホラー。物心つくまえは世界がいくつにも分かれていたんだ、という話を題材にしたホラー。

 日本神話とSF的、というか物理的設定をミックスして上手に仕上げている。

 主人公の駄目人間っぷりの描写が異常なくらいに上手いです。

 だが、オチが少し弱いか。たとえば、酔歩する男や本などの圧倒的に面白い中篇と比べると劣る、とは言っておこう。
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By 冷緑
形式:文庫
三編から成り立っていて、それぞれの作品のテイストは違うけれど、
「腑に落ちない」展開は共通している。
論理的に細かく状況説明がなされるのに、
結末まで来ると訳が分からなくなってくる。

最後の作品に関しては著者の「玩具修理者」に収録されている、
「酔歩する男」に近い印象を受けた。
ただこちらの方が短い分、随分読みやすかった。

この後主人公はどうなるのか、どうしてこうなってしまうのか。
読み終わった後もしばらく考えてしまった。
だけどどの仮定を取ってもどこかで矛盾してしまう。

個人的にこのモヤモヤ感が微妙なので☆4にしたが、
全体的にはとても面白かった。
特に二編めの「器憶」ではコミカルなやり取りが主軸なだけに、
結末では意表を突かれる。
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