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最も参考になったカスタマーレビュー
43 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
読む手が止まらなくなるオモシロ本,
By キンカン修 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 奇想の系譜 (ちくま学芸文庫) (文庫)
興奮しながら一気読みしてしまいました。スリリングでエキサイティング、まるでエンタテインメント小説を読むかのようにページをめくる手 が止まらなくなる美術評論です。 取りあげられている六人の画家はいずれも数百年前に活躍した人々。な のにどの絵も今っぽくてかっこいい! 著者の解説に案内されながら、 その「かっこよさ」を発見していく楽しさといったら。解説を読む、図 版を見直す、をくり返しては何度も「おおっ!」と声を上げてしまいま した。 そして章ごとに触れられる画家たちの生い立ちと武勇伝(?)の数々が また面白い。マジでそんなことやっちゃったんすか!?なエピソード満 載なのです。乱行あり奇行あり、そのハチャメチャぶりは時に著者が画 家の心情を憶測してフォローを入れるほど。これを読むだけでもかなり 楽しめます。 残念なのは文庫版だと図版が小さくなってしまうこと。でもだからこそ 「実物の絵を見てみたくなる度」アップすること請け合いです。 美術にも日本史にもうとい私でさえ一気読みしてしまったオモシロ本、 自信満々で推薦いたします。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「異端」じゃないよ、「奇想」だよ!,
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レビュー対象商品: 奇想の系譜 (ちくま学芸文庫) (文庫)
従来は江戸絵画史の「異端」:少数派として理解されていた個性的な画家達を、「奇想」というキーワードでくくり直し、「『異端』ではなく、主流の中の前衛なのだ!」と主張するために書かれた本です。扱われているのは、岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曾我蕭白、長沢芦雪、歌川国芳の6人で、実際にも彼らは江戸時代の民衆から異端視されてはおらず、むしろ歓待されていたそうな。 本書の親本が出版されたのは今から約40年前の1970年で、現在は熱狂的なブームにある伊藤若冲を含むこの6人は、本書が上梓されるまではただの日本絵画史の脇役だったそうで、大変衝撃的な本だったようです。 そのような本が文庫本として手軽に手に入れられることはとても嬉しい。 図版も豊富に入っているし(文庫版なので、小さくなってしまうのとモノクロなのは我慢しなくてはいけませんが)、絵の解説だけではなく、それぞれの画家の人となりや面白いエピソードもたくさん含まれていて、絵画の素人である自分も全く飽きずに、始終楽しく読めました。 「どうやってこんな絵を思いついたんだ?!」と思わせられることが保証されたこの一冊、間違いなくオススメします。
37 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本近世美術の名著がお手元に!,
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レビュー対象商品: 奇想の系譜 (ちくま学芸文庫) (文庫)
やっと、出た~、が最初の感想です。日本の近世の美術史を語るには無くてはならない、あの、村上隆氏も読んだ、バイブル的存在のこの本が世に出て、約30年・・・。高価な単行本しかなくて、いつも横目で見ていました。 文庫化に際して、多少、注釈などに手が入っていますが、今、読んでも、全然、古くありません。 今ではメジャーになった、岩佐又兵衛、蕭白、若冲、国芳らの魅力を独特の筆致で語っています。
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