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教養文庫版は1度大幅な抄訳で発売され、好評だったため残りを訳出するという変則的な形を取っている。それでも全訳ではないし、当時すでに改訂版が出ていたにもかかわらず旧版を原本にしており、新たに付け加えられた生まれ変わりに関する章がすっぽり抜けている。
教養文庫版の章立てが原本に依っていないのは、そういった経緯ゆえやむを得ない。しかし今回ハヤカワ文庫に収録されるならそのあたりは見直すべきではないか。訳者のあとがきも教養文庫版を加筆訂正しただけのものであり、その中に書かれている改訂版の"Fads and Fallancies in the name of Science"から訳したというのも嘘っぱちである。
したがって旧教養文庫の、いただけない逐語的な翻訳もそのままになっている。できれば訳者を変え、新訳、全訳で出して欲しかった。
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