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失楽園 上 (岩波文庫 赤 206-2)
 
 

失楽園 上 (岩波文庫 赤 206-2) [文庫]

ミルトン , John Milton , 平井 正穂
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 945 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「一敗地に塗れたからといって、それがどうしたというのだ?すべてが失われたわけではない」かつては神にめでられた大天使、今は反逆のとが故に暗黒の淵におとされたサタンは、麾下の堕天使の軍勢にむかってこう叱咤激励する。神への復讐はいかにして果さるべきか―。イギリス文学の最高峰に位する大長篇叙事詩の格調高く読みやすい現代語訳。

Book Description

Edited, with an Introduction and Notes, by William G. Madsen
--このテキストは、 ペーパーバック 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 443ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1981/1/16)
  • ISBN-10: 4003220625
  • ISBN-13: 978-4003220627
  • 発売日: 1981/1/16
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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書き出し
This first book proposes, first in brief, the whole subject: man's disobedience and the loss thereupon of Paradise wherein he was placed; then touches the prime cause of his fall, the serpent, or rather Satan in the serpent, who, revolting from God and drawing to his side many legions of angels, was by the command of God driven out of Heaven with all his crew into the great deep. 最初のページを読む
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55 人中、51人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
本書表紙のレビューにもあるように、訳者平井正穂氏は極めて良質の翻訳をなさったと思う。ミルトンの韻文には、原文を少しでも読めば分かることだが、初心者には意味をとることさえ難しい複雑さがある。それを平明高雅な日本語に移し変えた氏の業績は評価に値しよう。

『失楽園』はミルトンという、革命下のイングランドにおける最もラディカルで敬虔な聖職者による、悪魔のための物語である。神への賛美を叫びながら、悪魔の描写において最も美しい輝きを放つミルトンの韻文に、人はひきこまれるであろう。悪魔が神に敗北し、人間が楽園を終われ真に人間となる歴史を語る想像力は、史上屈指の文学者の代表作に相応しい。

このレビューは参考になりましたか?
36 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫|Amazonが確認した購入
非常に評価が高いのは、読んでみてわかるが、まず日本語訳がすばらしい。というか、ただの訳者ではなく、あきらかに研究者である。本の5分の1程度の頁が、訳注にあてられており、聖書との関連性をはじめ作者の意図を読み込んだ訳作りがありありとわかる。

僕は普段あまり難しい本は読まないのだけれど、この本については、少しのがんばり程度でよめる。なぜ「少しのがんばり」かというと、「詩」であるので、ものすごい技巧的な表現が多い。とても普段使わないような修飾語が多く、それをじっくり味わうつもりで読まなければ、この本の真価はわからない。

そういう意味で、自分がこの作品に5つ星をつけるのはあまりにおこがましいので、4つ星にさせていただいた。

この作品は、1600年台なので、もちろん聖書がかかれた年代から考えれば、その創世記に新たな息を吹き込んだその試みは、現代で聖書をとりあげるのとそんなにかわらないのではないか。特に面白かったのは、ミルトンはガリレオと交流があったようで、その影響か、アダムと天使の会話に、天体の話がでてくるところだ。天動説か地動説かはっきりとは書いていないけれど、要するに、神が設計した宇宙の神秘を、愚かにも人間が解き明かそうなどと考えず、神が人間に期待したように信仰にいきるのが大切だという主旨になっている。

また、上巻の善と悪の天使軍団の戦いは、日本語が超一流なので、まるで舞台か映画をみているようだ。天使が力と力でガチンコ勝負するなんていままで考えたこともなかった。漫画デビルマンの最期をつい思い起こしてしまう。というか、永井豪さん、絶対これ、よんでると思う。

もひとつ面白かったのは、アダムとイブが禁断の果実を食べた後、仲がよかった二人が、責任転嫁をし合うくだり。想像力豊かな聖書からの肉付けが楽しめる。
このレビューは参考になりましたか?
25 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
上巻で繰り広げられた、サタンの謀反と一大決戦の終始が踏まえられて、下巻では本題である楽園喪失のいきさつが語られる。
人間の些細な驕りや瞞着の心が、サタンの蛇を導き手としてではあるが、神意に対する取り返しのつかない背反へと陥れてゆく。上巻で展開されたサタンの失墜の、いわばダブルイメージが反映されて、失楽園の凄惨さと、サタンと違って救いの余地が残されているという希望が垣間見えるあたり、きわめて巧い。アダムとイヴの会話も、知恵の果実を食う前後では、素直に相手を受け入れる姿勢が無残な利己的論理に様変わりするなど、いやに生々しい。
中盤からは罪を負った人間と天使との問答になるが、無垢だった人・アダムの問いかけはすこぶる人間的なもので、異教徒にも案外納得がいきやすい質疑応答が繰り広げられる。ユダヤ・キリスト教徒が戒律を進んで求める身になるのも、まあ、分かる気にさせる。
サタンの失墜と人間の堕罪との重複。蛇にそそのかされて自ら罪に落ちるという受動性と能動性との混在、またそれゆえの絶望と希望のアンビバレンツ。「失楽園」というネタを最大に増幅させたミルトンの『失楽園』は、題材と形式とがぴたり一致しているという点でも、内容の豊穣さから見ても、正しく古典であり、ひとつの完成形であること疑いない。
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最高の英詩を最高の日本語で
 17世紀英国の詩人ジョン・ミルトンの『失楽園』は、創世記に記されているアダムとエバの楽園追放を題材とした一大叙事詩です。... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: nakama
人間と神との関係を思いながら読んだ
イギリスの詩人ミルトン(1608-1674)による旧約聖書の楽園喪失を主題とした長編叙事詩で、キリスト教文学の代表作とされる、1667年。... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: transcendental
知識ないまま読んだ者の感想
他の方々と読むきっかけは異なると思いますが、表紙に書かれている「一敗地にまみれたからと言って〜」が「一度の失敗くらいで挫けるな」・・・といったように、日経BPで引... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: unagi-inu
格調高い現代語訳!
神、天使軍団とサタンの悪の闘いが描かれているということで、興味を持って読んだ。永井豪のデビルマンが好きで、面白いかと思ったけれど、物凄く、格調高い現代文で読んでて... 続きを読む
投稿日: 2010/1/18 投稿者: ロディ
近代文学と聖書、現代文学と聖書――あるいは、芥川、太宰と町田――
 ミルトン『失楽園』を読み、近代・現代の作家三人に思いをはせた。... 続きを読む
投稿日: 2008/11/22 投稿者: 燈台守の卵
あらゆる意味でヨーロッパの古典なのですがー
“失楽園”は私にとって読みにくい作品でした。... 続きを読む
投稿日: 2008/6/11 投稿者: raywayne
生きる勇気を与えてくれる
「一敗地に塗れたからといって、それがどうだというのだ?すべてが失われたわけではない」
そう喝破する盟主サタンに生きる勇気を与えて貰いました。... 続きを読む
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ヒロイックファンタジー。
初めて読んだ時は難しいのかな?と構えていましたが、文体が簡潔かつ美しく、スイスイと読み進められました。こんな読みやすい邦訳の古典は余りないと思います。... 続きを読む
投稿日: 2007/5/19 投稿者: ライジ
驚きの壮観さ
想像してみてください、神と天使が大軍勢になって

同じく天使の大軍勢を天から地の底まで追い落として行くその壮観さ。... 続きを読む
投稿日: 2007/2/10 投稿者: ぱぱり
人間の醜悪性の見事な描写
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投稿日: 2006/11/19 投稿者: KING王
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