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失敗の愛国心 (よりみちパン!セ 34)
 
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失敗の愛国心 (よりみちパン!セ 34) [単行本]

鈴木 邦男
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)

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増補 失敗の愛国心 (よりみちパン!セ) 増補 失敗の愛国心 (よりみちパン!セ)
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商品の説明

内容紹介

巷でなにかと話題の「愛国心」。あるものへの「心」を数値で計る意味はなんだ? 深く、複雑な「愛国心」をまるごとそのからだで経験してきた書き手が、歴史とみずからの失敗を軸に、ぼくたちの過去/現在/未来について根本的に問いかける一冊。

内容(「BOOK」データベースより)

国家も人も、おんなじだ。まちがえたらちゃんとあやまる。深く、複雑な「愛国心」をまるごとそのからだで体験してきた新右翼の雄がみずからの「失敗」を足がかりに示す、「力」よりも「言葉」へ、「正義」よりも他者を受け入れる真摯な「謙虚さ」への、切実な問いとねがいに満ちた軌跡。この社会に生きるすべてのこどもと大人へおくるあるべき「日本のすがた」を考えるための必読書。

登録情報

  • 単行本: 230ページ
  • 出版社: 理論社 (2008/3/21)
  • ISBN-10: 465207834X
  • ISBN-13: 978-4652078341
  • 発売日: 2008/3/21
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 300,568位 (本のベストセラーを見る)
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相当な悪人! 2009/7/31
形式:単行本
 何でこんなに面白いのだろう。何でこんなに読ませるんだろう。山口二矢の浅沼稲次郎刺殺事件に衝撃を受けた少年時代、早稲田で右翼学生として闘うものの、地位を追われてしがないサラリーマン生活、三島事件に触発されて再び政治運動へ、自衛隊基地でストリップショーをやると聞けば抗議に行き、会社はクビに、赤報隊事件では容疑者と疑われ、右翼であることに向けられる周囲の白い目、友人先輩の中には自死を選ぶ人もいて、死屍累々の青春といった感じだが、文章は何故こんなにもという位ユーモアに溢れている。冷戦後、テロ否定を宣言し、現代の政治地図から見て左旋回と取られた近年の主張に対する攻撃にも言論で対するという決意は、その文章に表れるユーモアに裏打ちされていて強い。言うは易しで、ここまで自分を突き放して見る事は簡単じゃないはずだ。「ユーモアは暴力より強い」との認識を著者はどう得たのか、その秘密をいつか書いて欲しい!
 しかしこれはやはり相当な悪人にして初めて書きうる本じゃないだろうか。
 
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33 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
冷静な目 2008/4/30
By 読書好き トップ100レビュアー
形式:単行本
 右翼をやってきた方の著書ですが、右翼に限らず左翼もしくは一定の信念を持った方や宗教者にとってもとても参考になる良書です。

 真理であると思えた箇所を抜粋させていただきます。右翼に限らず誰もが陥りそうな罠がここにありますね。
 ------------ 181ページ -----------
 右翼も左翼も、そして宗教もそうだろうが、「運動」をする人たちは、自分たちが「正義」だと思っている。この世の中をよくする「解決策」を発見し、自分たちだけがそれを持っていると思っている。だから、多くの人たちにそれを知らせなくてはならないと思う。この運動はその人たちのためにやっている。それなのにみなは気付かない。だから、少々荒っぽい手段を使っても、気づかせようとする。
 -----------------------------------
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23 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
フランスで決められた右翼、左翼の定義から日本でどのような形で
その思想が入ってきたか、わかりやすく説明されており面白かった。
中国やソ連、北朝鮮が情報がなかったため理想国家と理解されていたことや
左翼思想が正義の味方と考えられていたとは正直知らなかった。

世の中を良くすると信じ活動している左翼が警察権力により潰され
左翼勢力が弱体化して行く、左翼と対立する形で存在した右翼勢力も当然弱まる。
勢力が小さくなっていくのに焦りを感じ、左翼・右翼共に暴力的になって行き自滅をたどる。
その中で、武力闘争を否定していく著者に共感を持つとともに、もしかしたらそのことが筆者
にとって一番の後ろめたさになったのではないだろうかと感情移入して読んでしまった。

対話の姿勢も、右翼らしいというのか古事記や日本書紀で登場する神々の無茶ぶりを上げて
神様も間違うのだから人間はもっと謙虚になれ、自虐が日本の伝統だという解釈は太陽神の子孫だから天皇家は偉いくらいしか日本書記を捉えていなかった私には興味深かった。

最後に読者へのメッセージも、キリスト教の論理を用いての自殺禁止や、自らの退学、組織追放、クビ経験や右翼活動等の失敗経験を元に、自分を客観視する考えやポジティブ思考は
非常に説得力があり面白かった。

右翼や左翼と呼ばれる活動家も、それぞれ日本が好きだったからトコトンまで行ってしまったのだろうと何となく理解できた。

連合赤軍と言われても
「オームみたいな集団だろ」とか三島や風の会と聞いて「怖い」又は「知らん」というような
世代でも興味深く読めると思うし、中学生が読んでも面白いと思う。
でも、鈴木邦男さんと同世代はどうなんだろうな・・・・。

連合赤軍や右翼について興味を持ったが、何を読めば良いか分からなかった。
そのため中学生向けのこの本を読んだが、最初に読んで正解だった。
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