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失敗の中国近代史 [阿片戦争から南京事件まで]
 
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失敗の中国近代史 [阿片戦争から南京事件まで] [単行本(ソフトカバー)]

別宮 暖朗
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

中国の政治には「対等」という概念がない。だから外交も上下関係しかなく、交渉は存在しない。中国とヨーロッパとの最初の外交問題はアヘン輸入増大による貿易収支の悪化であったが、中国は武力行使によってこれを解決する道を選んで敗北した。その後も中国は「対等の外交」ができずに失敗を繰り返す。近代国家からは程遠い特異な中国政治の本質に迫る!

内容(「BOOK」データベースより)

中国の政治には「対等」という概念がない。だから外交も上下関係しかなく、交渉は存在しない。中国とヨーロッパとの最初の外交問題はアヘン輸入増大による貿易収支の悪化であったが、中国は武力行使によってこれを解決する道を選んで敗北した。その後も中国は「対等の外交」ができずに失敗を繰り返す。近代国家からは程遠い特異な中国政治の本質に迫る。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 338ページ
  • 出版社: 並木書房 (2008/3/10)
  • ISBN-10: 4890632263
  • ISBN-13: 978-4890632268
  • 発売日: 2008/3/10
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本(ソフトカバー)
中国の近代史についての俗説、通説を完膚なきまで打ち砕く本である。
例えば阿片戦争。なんとなく名前を聞いたことのある人々でも「イギリスが中国に無理やり阿片を売りつけようとして、それを拒否した中国を無理やり理由つけて侵略した戦争でしょ?」くらいの知識である人が大半だろう。だが筆者はそれを完全に否定する。むしろ阿片戦争開戦の責任の大半は中国側にある、という。
例えば北清事変。これも(戦後の歴史教育に影響を受けた人なら特に)「中国を植民地化しようとして狙っていたヨーロッパの列強に対する民衆の反抗」くらいに思っている人もまだいるかもしれない。この見方も完全に否定される。
極めつけは支那事変(日中戦争)。筆者はなんと「支那事変は中国の日本に対する侵略戦争である」と断じる。(書き間違いではない。)
いずれも殊更に奇矯さを狙っているわけではなく、丹念に史実と発言の記録、そして軍事学上の知見を元にして導かれた見解である。もちろん、この本に書かれていることは、今後他の歴史家の批判的な検証を受けるべき内容であるとしても、一読に値する内容ではあろう。
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61 人中、58人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 至高の豚 トップ1000レビュアー
形式:単行本(ソフトカバー)
阿片戦争から支那事変まで7つの戦争・紛争について、語られているが、その敗北の
原因分析が興味深い。

近代中国は以下の特徴を持つとのこと
 (1)他国の文化・文明を初めから、自分より劣るものとし評価しない。
      阿片戦争では、産業革命を経て、強大な軍事力を持った西洋文明を、
      日清戦争では、西洋文明を取り込み富国強兵策をなしとげた日本を、
      自分より劣るものとして侮り敗北した。
 (2)敗北の原因を他者に責任転嫁する
      敗北の原因を他国や民衆に責任転嫁するため、結局、いつまでも他国の
      優れた文化・文明を取りいれるという発想にいたらなかった。

要は(1)と(2)が循環し、当時は最高水準にあった裕福な国が、次第に途上国に
転落していくのだが、この文化的特徴は、過去だけのものではないように思われる。

現在においても、日本の首相が靖国神社に参拝することに文句をつける。
ギョーザ事件では、けして自分の非を認めない。
あげくのはてには、ダライ・ラマ十四世が自国内の騒乱を引き起こしているという。

かの国は、未だに他国の文化を評価・尊重することができない。
この本の指摘事項は、現代の問題にも鋭くあてはまるように思われて仕方がない。
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65 人中、60人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
アヘン戦争から支那事変までをわかりやすく、読み物としても、たいへん面白くまとめた本である。著者の豊かな知識と見事な語り口は読む者を飽きさせない。この分野に興味がある方は是非一読されることをお薦めする。

あらゆる面において、中国人と日本人の差は、アメリカ人と日本人の差よりはるかに大きい。同じ縦書きと漢字を使い、見た目も似ているからといって、妙な親近感を持ってしまうことから数々の悲劇が生まれてしまうのだ。この本は、あらためてそのことを痛感させてくれる。
※バックパッカーとして、大陸をひとまわりしたことのある人なら、既にご承知のことかと思われるが。

この本は中国人の悪口だけを書いているものではない。ことなかれ主義(どこかの首相そのものですね。チベット暴動にコメント出しましたっけ?)の幣原外相、自称「支那通」の軍人たち...言うべきことを言わなかったり、やらなくてもいいことをやってしまった人たちが、日本を先の敗戦にいざなったのだ。中国とのつきあい方を間違えると、本当に面倒である。

読後に思ったこと。あの国へは、できるだけ深入りせずに、そっとしておくのが一番いいのかなと...。
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