『失恋ショコラティエ』なんて言うカワイイ題名なのに、
びっくりするぐらい予想を裏切る設定と展開で、ハンパなく面白いです!
その衝撃度を表すとしたしたならば、、
同著者のBL作品(窮鼠〜、俎上の〜・・・あまりにも有名な名作なので割愛)で
覚えたのと同じくらいの衝撃と引力・・・と言えば、分る人には伝わるかと。
そして、あの作品の凄さがBLというジャンルだからこそ際立った訳ではないんだな、と
水城さんの類稀なる才能に改めて魅せられました。
今回も、体験できそうにない非現実感と、リアルに沁みる現実感が絶妙で、魅せられます。
憧れのサエコさんにあっさりと振られた爽太はパリへ行き、
修行して売れっ子の、イケ男ショコラティエとなって帰国。
それもこれも、チョコレートが何より好きなサエコさんを振り向かせる為。
なのにサエコはあっさりと他の男と結婚してしまい、二度目の惨敗。
爽太がそこまで惚れ込む程、サエコは女から見ると全然イイ女じゃないんだなぁ。
なんだけど、理屈じゃない想いや惹かれる気持ちもすっごい分るし、
天然魔性系?な、サエコの数々の思わせぶりな言動も、振り回すなよ!と腹が立つけど、
それをどう捉えるか(誰目線で見るか)によっては共感できたりもする。
うーーん、深い。
とにかく、いい加減、後ろ頭をはったおしてやりたいぐらいサエコ、サエコ、サエコな爽太。
サエコのことはそんなに考えられるのに、欠片でいいから気付いて!
自分の傍に居る子の気持ちに!
今のところ、どの登場人物も手の届かない片思い中。
この2巻、さらに颯太はしたたかさを増し、いい感じに悪い男に育ってきてます。
どこかズレた思考はそのままに、ハッとするほど色気も出てきました。
どこまで悪い男になっていくのか想像もつきませんが、素養が十分あったのは確かです。
更なる波乱が起きることは間違いないでしょう。
楽しみです、3巻!