※以下のレビューはネタばれが大いに含まれています。
久しぶりに嵌った少女コミック。中毒性高すぎ!早く続き出ろ〜!!
あらすじはおおざっぱに知っていて最初は興味が無かったのですが・・・・
さすがは水城せとな、いい味出してます。
内容としては、イケメンをとっかえひっかえする天然系小悪魔の「サエコさん」に恋した主人公の爽太が、サエコさんの心を射止めるために、菓子職人として、男として磨きをかけていく話?・・・のような形になっています。
「サエコさん」は客観的に見れば普通の女の子で、もっと可愛い子や美人な女性が周りにいる。なのにどうして?と周囲は首を傾げるけど、爽太にとってサエコさんは誰よりも素敵で、可憐で、特別な「妖精さん」なのだ。
それは、二股かけられてポイ捨てされようと、他の男とのウェディングケーキを作らされようと、人妻になってしまおうと全然変わらない。
『恋は生理現象だよ。太陽がまぶしい!って思うのやめられる?』
と当然のように言い切る爽太が素直に羨ましい。
ここまでひたむきに想う一方で、『この女、ガードゆる過ぎ。というかガードする気ないよな・・・今までの経歴から考えて。』
なんて、冷静に分析できてたり。
この誰もが持つ多面性描写と、ドロドロになりそうでならないさじ加減が絶妙でとても素敵だと思う。
『サエコさんの好きな色は知っている。でもオレンジやピスタチオグリーンを着たって俺を好きになってくれるわけじゃなかった。』
この言葉にもグッときた。
そーだよね、“誰かに尽くす事”=“その人の一番になる事”なんかじゃない。全然違う。
それが解っててもなかなか変われないのが惚れた側の弱みなんだけど、爽太の場合は手段を選ばない。
サエコさんの目にとまる、ただそれだけの為に、子犬系からどんどん悪い男になっていく爽太。
サエコさんとの本当の駆け引きはこれから始まる。
甘くほろ苦いドロリとしたショコラのような恋愛ゲームの行方がとても楽しみだ。
それにしてもサエコさん、ほとんどの女性読者からは嫌われそう。ほんとに、あれは何処までが天然でどこまでがわざとなのか…個人的には嫌いじゃない…というかむしろ振り回されてみたいですがw
爽太はいつ気づくのでしょうね?駆け引きの果てに行き着く場所に、 爽太自身の本当に欲しかった「サエコさんの愛」があるわけではないことに…。
トップレビュアーの方に習って自分なりの評価です↓
早く続きが読みたい!★★★★★
リアリティ★★★☆☆
キャラクターの個性★★★☆☆
泣ける!★☆☆☆☆
感情移入★★★★★
切ない・・・★★☆☆☆
誰かにすすめたくなる!★★★★★
人間って怖い!★★☆☆☆
ライトな読み口ではないのでお勧めするひとは選ぶかも…。
届かないとわかってても好きでいることを諦められない、そんなタイプの人は是非。