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失われた10年の真因は何か (エコノミックスシリーズ)
 
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失われた10年の真因は何か (エコノミックスシリーズ) [単行本]

岩田 規久男 , 宮川 努
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,625 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

日本経済10年の停滞の理由は何か。未だ決着がついていないこの論争に一石を投じるべく、経済学者が「失われた10年」について、実証的な分析を展開する。

内容(「MARC」データベースより)

日本経済10年の停滞の理由は何か。未だ決着がついていないこの論争に一石を投じるべく、経済学者が実証的な分析を展開する。7本の論文と座談会を収録。『エコノミックス』のリニューアル・バージョン。

登録情報

  • 単行本: 271ページ
  • 出版社: 東洋経済新報社 (2003/05)
  • ISBN-10: 4492394052
  • ISBN-13: 978-4492394052
  • 発売日: 2003/05
  • 商品の寸法: 21 x 15.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mana
形式:単行本
気鋭の経済学者がこれでもかというほど集って書き上げた論文集。

旧来のケインズ派の強い日本経済学の中で、
外国での評価の高い林文夫教授の論文をはじめにおき、
経済財政諮問会議の委員である吉川洋教授などの
ケインズ派の経済学者たちが強い反論を述べている。
また、林教授も反論への反論を述べており、
なかなか読み応えがある。

はたして、この10年の不況は供給側の問題なのか、
それとも需要側の問題なのか、
どちらが正しいかはみなさんに読んで判断してもらいたい。

上記の論文のみならず、
銀行による追い貸しの罪について書いた櫻川慶応大学教授などの論文なども
読む価値があろう。

ただ、テクニカルな議論が各論文でなされているので

経済学入門程度の知識は求められよう。

このレビューは参考になりましたか?
4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
気鋭の経済学者が90年代からの10年とも15年ともいえる長期の経済停滞の原因とその処方をめぐって論戦をたたかわせる。

論戦の起点は、その「失われた10年」の原因は生産性の低下による、と説いた林文夫教授の「構造改革なくして成長なし」(オリジナルは「Hayashi & Prescott 2002」)。これに対し、経済財政諮問会議委員の吉川洋教授らのケインイジアンや野口旭教授らのリフレ派ら多士済々のメンバーが、需要サイドか供給サイドかの基本論を軸として論議を闘わせる。

すでに、本書より4年の歳月が経過し、その間に小泉−竹中改革が郵政民営化騒然たる雰囲気のなかに進行し、小泉退陣とともに幕を引いた。退陣とともに、「改革の影」としての「格差」、すなわち所得格差の拡大や地方切り捨てが声高に叫ばれた。現福田政権の運営には、改革姿勢の後退や復古の批判が強い中、サブプライムローンをきっかけとした景気後退懸念が強まっている。

林教授は、その後、チームを率いて「失われた10年の真因」論を深めていくが、本書で闘わされた論議を丁寧に検証し、反論や議論の深化をはかり政策提言など、成果を拡げていく。いわば生産性の低下という事象の指摘だけではなく、その要因を探る作業や、ケインズ的財政政策の有効性や日銀を中心とした金融政策の役割と効果の検証などである。その、作業の論点的要素が本書ではあまねく展開されており、いたずらな論戦ではないところにも本書の今日的意義があると思う。

日々流転する経済ジャーナリズムや経済政策談義、タレント学者のバラエティー番組的論戦ではなく、決して、時に流されるような軽薄な書ではない。
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1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 道端 VINE™ メンバー
形式:単行本
学部生も対象にした『エコノミックス』という雑誌からできているので、研究論文ではないですが、論文が他に存在するケースが多いが、浜田・堀内の類書と比較すると、実証が直球に近く、読み手に対する意識も強い。林文夫氏をはじめ、一般にはあまり目にしない有力な研究者の論考も含まれているので貴重と言えます。

論文と、1名ないし2名のコメントとリジョインダーが構成されていますが、もう少し突っ込んだ方が、『論戦』を名乗って相手を矮小化するような本がまかり通っていた当時の状況を考えると、より実のある論戦となっていたと思われるので、残念ではあります。櫻川氏に全く同調したコメントを出しているのは人選の問題か。個人的には、真っ当であるはずの金融政策の議論(野口・岡田)が説得的でなかった点も残念です。

終わりには座談会があり、掲載論文を中心に議論されています。論文著者では宮川氏が参加していますが、論文と論調がいくらか違っています。座談会で言及される論文のほとんどがアメリカ発のものであったり、論調が政策の現場より温く感じるところもありますが、良くも悪くも、学者の現況を表わしているように思えます。そういう意味でも参考になる一冊だと思います。
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