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失われた時を求めて〈2〉第一篇 スワン家の方へ〈2〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
 
 

失われた時を求めて〈2〉第一篇 スワン家の方へ〈2〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ) [文庫]

マルセル プルースト , 鈴木 道彦
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 980 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

人生の深淵、官能の極み??世界文学の記念碑。
ある冬の日に紅茶にひたしたマドレーヌとともに、「無意志的記憶」によって蘇る全コンブレー(第一巻)。語り手が生まれる前後に起こったスワンとオデットの恋、その娘への語り手の恋(第二巻)。

内容(「BOOK」データベースより)

語り手が生まれる前後に起こったスワンの恋の物語。ブルジョワ階級のヴェルデュラン夫人のサロンが舞台。スワンは、高級娼婦オデットに関心を持ち、彼女の通うこのサロンにやってくるようになる。やがて二人のあいだに好意が目ざめ、スワンはオデットを通して、恋の喜びや嫉妬を経験する(第一篇第二部)。二人は結婚し、ジルベルトという娘が生まれている。語り手はシャンゼリゼ公園の遊び仲間として彼女を知り、夢中で幼い恋をささげる(第一篇第三部)。

登録情報

  • 文庫: 570ページ
  • 出版社: 集英社 (2006/3/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087610217
  • ISBN-13: 978-4087610215
  • 発売日: 2006/3/17
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 63,570位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「失われた〜」は何回読み返しても飽きません。この巻では恋愛沙汰(スワン+オデット)が全面ですが、周囲の描写がこれまた秀逸。光文社は「花咲く〜」じゃなく「スワンの恋」を新訳文庫として出すべきだったのでは?
エロティシズムの匂いを嗅ぎ取ったのは「文学と悪」・ジョルジュバタイユ。確かにセックスの匂いがします。まあ官能とは性行為だけのことではないのですが。話はズレますが、バタイユは節操がないなあ。
「コンブレー」「土地の名・名」同様淡々と進んでゆきます。井上究一郎版はやや格調高かったのですが鈴木先生版はまろやかで読みやすい、という違いがあります。まあそれはこの巻に限ったことじゃないのですが。
しかも恋愛描写が古臭くない。性的描写もないのに。そこがいい。ポルノなど30ページで御免なので。
まず一巻をどうぞ。まあ、解説で述べられていることなのですが、「かじり読み」もいいでしょうね。
このレビューは参考になりましたか?
By 月食 トップ500レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
この巻の前半では、長大な物語の前編ともいうべき、スワンとオデットの出会いから結婚までが語られる。メロドラマのような筋立てだが、二人とその周囲をとりまく社交界の描写を通して、彼らが代表する社会と、それら社会間の葛藤が明らかになっていく。
後半は、パリでの主人公とジルベルトの再開。そして、プルーストの重要なテーマともいうべき、内宇宙における空間と時間の同一性が提示され、この巻を閉じる。

一巻、二巻と、普通の小説の長さをはるかに超えるボリュームだが、これで主要な登場人物、物語の舞台、テーマが出揃ったことになる。
このレビューは参考になりましたか?
17 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
スワンって不思議な人です。どんな人とでも合わせられる。どんな人も退屈させない。だから、上は公爵から下は極フツーの人まで、どんな人にも馬鹿にされない、そして馬鹿にしない人。こんな人って本当に存在するんでしょうか?現在の日本にいたら、優れた外交官、したたかな営業マンになって成功したんじゃないかしら?そうした稀有の人材スワンが「高級娼婦」に恋をする。身持ちが悪いから?だからこそ可愛い?と評されるようなオデットに夢中になる。その理由がここに書かれています。

人は多分、自分に恋をする。自分の作り出した「フィレンチェ派」の「エテロの娘」に情熱を傾ける。彼女がいない。それだけの状況が冷静な男の頭を狂わせる。恋愛の極意が解説されています。でも、なぜオデットなのか?それはだれにもわからない。ただその後のこのふたりの行く末を辿って行くと、もしかしたら元々オデットにはスワンのようなしなやかな人材に育って行く才能があった。階級を攀じ登って、確実に誰からも嫌われないそして誰からも本気では好きになってもらえない?そういう人になって行く準備が既にあったんじゃないだろうか?と思わされます。

男と女の現実。そして真実が確実に読み取れる素晴らしい一章です。
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