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失われた手仕事の思想 (中公文庫)
 
 

失われた手仕事の思想 (中公文庫) [文庫]

塩野 米松
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

手仕事に生きる人を全国に訪ね、現在の仕事、自然とのかかわり、どのように手業を学んだか、職業的倫理観など、職人を通して現代日本のあり方を根本から考える。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

野鍛冶、萱葺き、箕作り、木挽、櫓・櫂職人など手仕事に生きる人々を津々浦々に訪ね、技の来歴や習得の方法、自然とのかかわり、職業的倫理観などを考察する。最後の手業師たちを通じて、現代日本における「仕事」の根本を問いただす。匠の技、伝承の危機に迫る名著、待望の文庫化。

登録情報

  • 文庫: 293ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2008/3/23)
  • ISBN-10: 4122050111
  • ISBN-13: 978-4122050112
  • 発売日: 2008/3/23
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By まげ店長 トップ500レビュアー
形式:単行本
私のライフワークは昔読んだ祐安 重夫氏の「読書するプログラマ」の信念と同じである。
テクノロジー(技術)の時代に、アート(職人)を復活させること! 
職人 (岩波新書)とか)

多くの製造業は作っても売れない、売れないから作れないという悪循環に陥っている。
それはテクノロジーに頼って「自らの力」を培うのを忘れてしまった人たちが増えてしまった
結果だと思う。因果応報。

これを立て直すには、職人文化しかない!
技術屋は、是非ともこの本を熟読して、今後のテクノロジーをどうするべきか?
涙が出る程に悩んで欲しい。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
近代立法は多くの人を救った。それは揺るがない事実である。産業革命以後、労働者は人間らしさから疎外された存在となったと言える。それはマルクスが看破したとおりである。その意味では、労働基準法を始め、法は多くの者を救ったと言えよう。

しかし、他方で失ったものはなかったのであろうか? 金銭的には搾取されたと評される者たちが、実は定量的な、金銭に換算し得ぬ大きなものを得ていたとは考えられないだろうか。

本書は、一見理不尽な徒弟制度に再びスポットライトをあてるものである。現代からすれば理不尽と思える徒弟制度が、徒弟制度でしか伝え得ぬものを持っていたのではないか、実は徒弟制度はもっとも理に適ったものではなかったのかと再考する。

そして、それは当然に消費者たる我々が、徒弟制度への加害者たる意識を呼び起こさずにはおかないのだ。「職人の技」というものをもう一度見つめ直したい。最近では「道」という雑誌がなかなかいい記事を載せている。本書と合わせて読むと良さそうだ。
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