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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
タイトルからは少しずれているものの得るものは多い,
By
レビュー対象商品: 失われたアイデンティティ (ペーパーバックス) (文庫)
仕事柄アジア各国に出張することが多いのですが、日本人の顔は実にいろいろなタイプの顔があります。また、文化、習慣を見ても中国から朝鮮半島をわたってきたと単純に割り切れないものがあります。ですから本来は日本人はミックスの人種であり、日本人が他民族より優れているところがあるとすれば、それはハイブリッドだからだと思っています。長い鎖国時代があり、そのあとに富国強兵時代が来て単一民族であることが都合が良く、またそう思いこんでしまったのは不思議ではありません。そういう私の推測をサポートしてくれる本です。 400ページ以上あり、年表に、歴史用語の解説(実によくできています)までついているので本好きにとってはお買得だと思います。 著者のボランティア談が随所に出てきて自分は何の本を買ったのかと、時々タイトルを確認しながら読んだくらいですが、これもなかなか迫力のある話で、自分ではなかなか買わない内容の本をおまけとして読ませてもらったと思えば得るところの多い本だと思います。
20 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
書棚に加えたい一冊、傾聴に値する内容,
By mez (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 失われたアイデンティティ (ペーパーバックス) (文庫)
ザビエルが来る遥か昔から、日本にはキリスト教が入り、定着していたキリスト教の国だった。神道や密教はキリスト教やその他の宗教が混ざり合ったもの。最初に持ち帰ったのは、あの空海。奈良、京の都は様々な人種が行き交う国際都市であり、自由を求める人々の行き着く先であった。そんな中で西洋より600年も先んじて「憲法」が制定され、自由と民主主義の考えを広めようとした。 また遥か西方の中央アジアからやってきた一団も数万人住み着いた。北方民族、東南アジア民族、中国人系の民族、韓民族、そしてコーカソイド(白人)の民族が移り住み、混血した。 歴史学的に見れば検証すべき点は多くあるが、示唆に富み、日本人には是非読んでほしい。でも題名はもっと明るいものにしてほしい。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本人のアイデンティティーが見えてきた,
By キビノコジマ (岡山市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 失われたアイデンティティ (ペーパーバックス) (文庫)
目からうろこ、というのがある。これまで日本の古代歴史、日本の精神のルーツ わかったつもりでいたが、ヴェールに隠されていた部分が見えてきたように思う。 日本人は既成概念がある。たとえば、日本は仏教国だということ。 聖徳太子は日本仏教の祖、最澄も空海もあくまで仏教徒、京都太秦の広隆寺も仏教寺院と思ってきた。 ケン・ジョセフ氏は、そのような既成概念のない立場で、日本の宗教や、歴史を見てみると、景教=キリスト教が日本の歴史に、あるいは精神に多大な影響をもってきた、ということを明確に示している。 高野山や西本願寺を訪ねて、実際に確認した内容もあり、具体的に空海や、その後の宗教者、たとえば親鸞なども具体的に景教=キリスト教の教えに接していたし、それが日本の仏教や宗教思想を、キリスト教的なものにしてきていたということを確信する内容だった。 本人がキリスト教という観点があると思うが、日本人ではないが故の率直な視点が小気味いいし、好感を持てる。 なんとなく、思っていた、キリスト教あるいは、それ以前、ユダヤの影響もわかってくる。 お勧めの一冊である。
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