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夫婦茶碗
 
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夫婦茶碗 [単行本]

町田 康
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (30件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

メタローグ

固定してしまった小説の語りを、明治時代の言文一致の模索にまで遡って作り替えてしまったような異形の文章である。ルール破壊のパンク的センスと上方漫才、落語的なセンスが合体した、おもろうて悲しい独自のペーソスを発揮する。本書中「人間の屑」は一人称主語「自分」で書かれている。志賀直哉が用いた「自分」よりももっと低い、軍隊の下級兵士や体育会系の後輩の呼称に近い。近代文学が築いてきた知的「私」のダンディズムを、いわばオースチン・パワーズ的なローアングルに構えなおして語りきった傑作である。(清水良典/文芸評論家)
『ことし読む本いち押しガイド2000』 Copyright© メタローグ. All rights reserved.

内容(「BOOK」データベースより)

世紀末日本文芸の堕天使が恥と挫折まみれのダメ人生を笑いのめす最高小説集!金がなく職もなく潤いすらない無為の日々。そんな私に人生の茶柱は立つのか?!その過激な堕落の美学で絶賛を浴びた「夫婦茶碗」、金とドラッグと女に翻弄される元パンクロッカーのワイルド・ライフを描いた「人間の屑」。ポストバブル世代の福音書。

登録情報

  • 単行本: 213ページ
  • 出版社: 新潮社 (1998/01)
  • ISBN-10: 4104215015
  • ISBN-13: 978-4104215010
  • 発売日: 1998/01
  • 商品の寸法: 19.4 x 12.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (30件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 260,307位 (本のベストセラーを見る)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
人間の屑 2003/1/29
By りん
形式:文庫
「夫婦茶碗」も良いけれど、
併録されているもう一編「人間の屑」がまた面白い。

どうしようもなく労働できない主人公。
これがまさに人間の屑なのだけれど、
屑の弱い心にも優しい部分があり、それが妙にリアル。
ラストにエアガンを連写しながら「僕は和牛だ、わぎゅう」とわめきながら、
やくざの集団に攻撃を仕掛けるシーンはまさに圧巻。

“和牛”という一言で日本人全体を象徴するかのように錯覚させられてしまう。

これは必読の書です。

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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
え?町田康?って誰?何する人?
なんて友人がいたら、僕は黙ってこの本を差し出す。
「夫婦茶碗」は、普段あまり小説を読まない人や、町田康なんて知らねえよ、という人に、町田康の小説の素晴しさを知ってもらうための入門書としては、最適な一冊だ。
この本に収められている二つの物語には、「愛」という共通のテーマがあって、これは他の町田文学にはあまり見られない要素である。「夫婦茶碗」では夫婦の愛、「人間の屑」では父親の愛が描かれているが、そこはやっぱり町田康。愛は愛でも、ここに描かれているのは落伍者、負け犬の愛であって、その愛情表現は悲惨なほど不器用である。
僕にとっては、「世界の中心で愛を叫ぶ獣」に似た題名のしょうもない小説より、よっぽど切ない純愛小説です。「人間の屑」の後半、主人公がビデオカメラにむかって独りでしゃべる場面は何度読んでも泣ける。
関係ないけど、町田康がこの本を出したとき、奥さんは死ぬほど嬉しかったんじゃないかな。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
2編が収録されているのですが、現代日本文学でこういったものが登場するとは思いもしませんでした。故・中島らも氏が「今の文学で面白いと思ったのは彼ぐらいだ」と言ったのには納得できます。ページを埋め尽くした文字量に躊躇するかもしれませんが、反対に読み応えは軽く、テンポを計算された文章を楽しんでもらいたい。
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最近のカスタマーレビュー
さらにえもいわれん、、
絶句する。 あきれた男の話。
妙に几帳面な卵の整頓にのけぞる。。
この偏執的な性格がかえって男を自堕落たらしめるのだろう。... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: keroji
巧いですな。
町田康さんが『くっすん大黒』で話題になっていた頃、「ふーん。パンクやってたあの人が純文学かあ。そういう冠付きの転身が売り物なだけなんだろな〜」と気にもせずスルーし... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: I Love SevenStars
傍らに置いておきたい・・・、
そんな一冊。

何故か?

あまりにも人間くさいからである。... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: (*^ワ^*)
さすがは町田さん
「夫婦茶碗」の方の、主人公のダメ夫に対する奥さんの達観したやりとりが素晴らしい。... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: ティコ
初・町田康作品でしたが
んー、個人的にはちょっと退屈??

文章とか凝ってて面白くなくもないし読みやすいし... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: 柚実子
すいすい読める
テンポがよくてすいすい読めません。そういう考え方もあるか、と思わされます。
投稿日: 2010/2/28 投稿者: santamo
笑えて笑えて、どこか哀しい
... 続きを読む
投稿日: 2008/12/29 投稿者: ホレイシア
きれぎれが面白かったのでもう一冊、と
そういえば知人に薦められていたと思い出して手に取った一冊。面白い。... 続きを読む
投稿日: 2007/11/12 投稿者: まろすこ
俺は闘士だ。わぎゅう。
俺の人生ダメ人生。... 続きを読む
投稿日: 2007/8/9 投稿者: KYZK
まさにパンク純文学!
照れ隠しのような冗舌な文体で溢れる文学性を包みこんで実体をつかませず、気がつくとがっちり心を鷲掴みにされている。... 続きを読む
投稿日: 2006/9/1 投稿者: OVER30
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