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夫婦善哉 完全版
 
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夫婦善哉 完全版 [単行本]

織田 作之助
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

大阪の下町の人生を生き生きと描く名短篇集商売を転々と換えつつも根強い生活力で生き抜く柳吉、蝶子夫婦を描き、新進作家の地位を定めた表題作、「放浪」「勧善懲悪」等五篇に評論「可能性の文学」収録。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

午歳夫婦の山あり谷あり、相変わらずの泣き笑い。夫の放蕩、妻の折檻、浪花の夫婦、今度は九州へ。別府の地で暮らすあの蝶子柳吉、その後はいかに―織田作之助の『夫婦善哉』には続きがあった。幻の続編。

登録情報

  • 単行本: 217ページ
  • 出版社: 雄松堂出版 (2007/10)
  • ISBN-10: 4841904670
  • ISBN-13: 978-4841904673
  • 発売日: 2007/10
  • 商品の寸法: 19.4 x 13.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
 大阪は道修町の化粧品問屋の跡取り息子「維康柳吉」は三十一歳の妻子持ち。お人よしのボンボンだが、金さえあれば飲んでまわる放蕩息子だった。 一方、曾根崎新地の芸者「蝶子」は小学校を出ると、あちこち女中奉公に出て、十七歳の時、自分で希望して芸者になった。陽気で声自慢、座持ちがうまかったので、たちまち売れっ子になった。その蝶子が柳吉にぞっこん惚れた。惚れた身には柳吉のどもるしやべり方にも誠実さを感じた。勘当になった柳吉を 蝶子はヤトナ(芸も見せる出張仲居)までして、二人の生活をささえたが、柳吉は安カフェーへ出かけて、女給を口説いたりする始末だった。  作者が「大阪の市井という魂の故郷を再発見しよう」と意気ごんで書いたこの作品は、大阪下町の男女を通して、大阪人の生活感覚をユーモラスに描いているが、単なる風俗小税ではない。 暗い時代背景の中で、しっかり者の蝶子とだらしない柳吉のコントラストがかもす雰囲気が秀逸。 織田作之助は五人姉弟で、姉が三人、妹が一人いた。この「夫婦善哉」のモデルは、次姉と、その夫だと言われている。長姉の竹中たつは、作之助が世に出るまで、夫婦仲が険悪になるほど物質的援助を惜しまなかった。 「夫婦善哉」」は昭和三十年東宝で映画化されている。
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
蝶子の物語 2007/4/23
形式:文庫
夫婦善哉という小説は蝶子の物語である。蝶子のモデルは織田作之助の姉であるといわれている。

どうも映画の森繁久弥の柳吉が強烈な印象があるため夫婦善哉といえば柳吉と思うが、実に切なくけなげな蝶子こそがこの小説の主人公である。

放蕩の限りをつくして実家の小間物屋を勘当されて、挙句は家督を妹の婿養子に継がれていく柳吉を何とか支えて人並みにさせようとする蝶子。

人間の切ないまでに儚い希望を大阪の下町を舞台に描く。そして物語の端々に出てくる文楽、落語などのエッセンスと大阪の名物たち。「トラは死して皮を残す。直木は死して名を残し、オダサク死してカレーライスを残す」とはよく言ったもので、夫婦善哉にも出てくる、自由軒のカレーライスは今でも大阪名物として食べつづけられている。
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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
本書の前半は『夫婦善哉』正編・続編の活字版。後半が続編の肉筆原稿の複写です(一冊の半分以上を占めている)。私は熱烈な織田作ファンとまではいかないので、ちょっとソンをした気がしました。新発見の続編だけでは一冊にとても足りないので、出版形態としてはありなのでしょうが、せめて手に取る前にこのことを知っておきたかったです。内容は文句なしに面白く、豊田四郎監督の「続・夫婦善哉」と比べてみるのも興味深いです。織田作ファンにとっては間違いなく五つ星。
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最近のカスタマーレビュー
テレビで見て
何かの番組で、夫婦善哉を取り上げながらカレーの自由件などの大阪のご飯屋さんを紹介しているのを見て、夫婦善哉は食べたことがあるけど、小説の存在を始めて知り、購入しま... 続きを読む
投稿日: 2009/9/13 投稿者: のんのん
「可能性の文学」について(注:これは講談社文芸文庫版のレビューです)。
本レビューは講談社文芸文庫版のレビューですので、お間違いなきようお願いします。... 続きを読む
投稿日: 2009/7/22 投稿者: 如那傘如臼太
内容はさておいて…
実は初めて原作本を手に取りました。内容は殆ど映像から。
森繁久弥演ずる映画は何度も見たし、杉浦直樹だったか(!? 続きを読む
投稿日: 2007/12/26 投稿者: 太ったジェーン
ラストシーンが心を掴む。
ラストシーンで心をつかまれ、解きほぐされる。... 続きを読む
投稿日: 2007/10/15 投稿者: くまスリー
大阪の町
戦争前後の大阪が舞台の短編集です。
好きなんでしょうね大阪の町が
織田作之助さんは... 続きを読む
投稿日: 2007/8/26 投稿者: syu1
関西ナショナリズム
表題作の「夫婦善哉」。
これ読んでへんかったら関西人と違いますな。
石川さゆりの「夫婦善哉」も聞いとくなはれ。... 続きを読む
投稿日: 2005/4/5 投稿者: superhumancrew
織田作って、どこか日本ハムの「新庄」に似ているなあ・・・。
表題作「夫婦善哉」やラストを飾る「競馬」も名作であるが、
私は「六白金星」をおすすめしたい。
なぜか。... 続きを読む
投稿日: 2004/2/23
美しく面白い
初めて織田作之助を読みました。結果、非常に面白い。日本の短編作家では最高のレベルだろうと思いました。... 続きを読む
投稿日: 2003/12/11 投稿者: 三流の骨太
大阪を愛する人。
法善寺横丁で火事があった。一時はどうなるかと心配していたが、現在はほぼ復興したようだ。その法善寺横丁にこの「夫婦善哉」の店がある。甘党なら一度くらい行ってみても良... 続きを読む
投稿日: 2003/1/6
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