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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本映画の臨界点,
By shigeami (茨城県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 太陽を盗んだ男 [DVD] (DVD)
政治の季節が過去のものとなり、狂乱のバブル景気へと迎う前夜の1979年に登場したこの映画は、日本映画が「臨界」に到達したことを示す記念碑的作品であると思います。中学校の理科教師・城戸(沢田研二)が原子力発電所から強奪した液体プルトニウムを原料に自宅アパートで原子爆弾を製造、自らを「九番」(九番目の核保有国の意味)と名乗り政府を脅迫する、という荒唐無稽なストーリーではあります。しかしながら、細部にまで拘った演出によって妙なリアリズムが全編に宿っており、また現代社会の病巣を抉るような主張が城戸や城戸と対決する山下刑事(菅原文太)のセリフとして随所に表現されています。こうした性質を孕んでいるにも関わらず、基本的には上質なエンターテイメント作品に仕上がっているというのがまた素晴らしいですね。
19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
No future for you, no future for me!,
By
レビュー対象商品: 太陽を盗んだ男 [DVD] (DVD)
ツッコミを入れようと思えばいくらでも入れられるのだが、ジュリーと菅原文太のカッコ良さにシビれまくっていると 些末なことなんか気にならなくなる傑作。 最近観直したが、やっぱり面白かった。 こまけぇこたぁいいんだよ!!
16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
狂気のジュリーと頑固文太,
By RX78 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 太陽を盗んだ男 [DVD] (DVD)
映画の中には子供の時に見たような風景(東京の風景は見てないけど。)ジュリーと菅原文太、池上季実子が織りなすピカレスク。 池上季実子がDJ"ZERO"っていうのもラジオ全盛の時代を感じさせる。 高度成長期がおわり、バブルが始まるちょっと前の東京で、閉塞感、倦怠感、退廃はこの時期に製作されたTV、映画に共通の雰囲気。 戦後日本の高度経済成長を支えた世代の象徴=親としての文太、それに反発する団塊世代の象徴=子としてのジュリーという構図かな。 ジュリーは教師だが日常に死ぬほど退屈した揚句狂っている。 強大な力(原爆)を持ったが、それをどうしたらいいのかわからないジュリーというは、70年代前半に闘争しながら結局は社会のシステムに取り込まれた(現状を否定するだけで終わってしまった)世代の象徴か。 DJ"ZERO"もまだまだ女性が社会に出ていきにくい閉そく感を持て余しており、"ZERO"が文太じゃなくジュリーにつくのも必然。 なにせ主人公が狂っているので、展開が全く予測できず、下手なアクション映画よりもハラハラした。ジュリーの演技もすごいが、文太の存在感が本当に凄いの一言。 ラスト20分はテンポのはやい、原爆がどうなるか全く予測できない展開。 久々に野太い邦画を観た。こんな映画があるのを知らずに損してた。 映像はデジタルリマスターされていて、時代を感じさせないくらいきれいでした。 残念ながら音が割れ気味だったので泣く泣く★4つ。 しかし、この時代みんないつでもどこでもスパスパタバコ吸ってるなー。
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