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太陽の黄金の林檎 (ハヤカワ文庫NV)
 
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太陽の黄金の林檎 (ハヤカワ文庫NV) [文庫]

レイ ブラッドベリ , Ray Bradbury , 小笠原 豊樹
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

冷えきった地球を救うために太陽から“火”をもち帰ろうとする宇宙船を描いた表題作「太陽の黄金の林檎」。灯台の霧笛の音を仲間の声だと思い、毎年海の底から現われる古代生物の悲哀をつづった「霧笛」。タイム・トラベルがはらむ危険性を鋭く衝いた「サウンド・オブ・サンダー(雷のような音)」など、SFの叙情詩人と呼ばれる巨匠の幻想と詩情にあふれる短篇集。ジョゼフ・ムニャーニによる幻想的なイラストも収録。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ブラッドベリ,レイ
1920年、イリノイ州生まれ。1947年に最初の短篇集『黒いカーニバル』が刊行され、1950年にはブラッドベリの最大傑作といわれる『火星年代記』が、1953年にはディストピア的未来世界を描いた長篇『華氏451度』が刊行された。そのほかにも、奇想に満ちたイメージ豊かな短篇集を発表しており、幻想作家ブラッドベリの名声と評価を不動のものにした

小笠原 豊樹
1932年生、詩人、ロシア文学研究家、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 405ページ
  • 出版社: 早川書房 (2006/02)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4150411077
  • ISBN-13: 978-4150411077
  • 発売日: 2006/02
  • 商品の寸法: 15 x 10.7 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
異論はあるでしょうが、ブラッドベリのあまたの短編の中で最高傑作はなにかともし訊かれたら,私ならこの短編集に所収された『発電所(Powerhouse)』をあげますね、きっと、というかやっぱり絶対。クラシックな佇まいを持ったままゆっくりと物語が語られ始まれクライマックスがあって静かにフィナーレを迎える・・・というよくある展開なのだが、ブラッドベリが料理すると斬新なストーリーに変貌してしまう。平面的な物語の所々にクレータのような突起物が出現し始め、最初と最後は実は同じシーンなのに全然違うシーンに見えてくるという、彼がこれまでにもなんどとなくチャレンジしてきた伝家の宝刀とでも呼ぶべき趣向とスタイルを若かりし28歳頃に既に確立した記念碑的作品だと思う。SFのようでもあり普通!!説のようでもあり純文学のようでもありネオロマン派ポエムのようでもあり、夫婦の愛と葛藤を描いたラブストーリーでもあり人間と電気との新しい関係を模索する〈発表年当時は1948年)未来小説でもある。さまざまな要素がコラージュされ違和感なく同居しているというこの感じは今読んでも<斬新>としかいいようがないクオリティだと思う。途中に描かれる発電所の音を鉄道線路から立ち昇る陽炎にたとえるシーンは今まで読んだ表現の中で最も美しい。翻訳者の至芸とでもいうべき<超訳>なのですが成功してると思う。原文と併せて読まれると味わいが一層深まっていきますよ。

それにしてもストーリーだけ読めばある意味で他愛のないこの物語をここまでのレベルに押し上げ高められる作家がこの世の中に何人!!るでしょう。ミラクルだと思う,少なくともこの短編だけは。ブラッドベリでさえこの作品を超えられることは難しいんじゃないか、そのくらいの完成度だとということ。

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By ringmoo トップ500レビュアー
形式:文庫
レイ・ブラッドベリと言えば、「SF作家」と言うイメージが強いが、この本には、O・ヘンリー賞を取った「発電所」を初め、珠玉の22編の短編が収められています。もちろん、今年映画が公開される「雷のような音」(映画化名「サウンド・オブ・サンダー」)などのSF作品も収められています。どの作品も素晴らしいのですが、個人的には、召使である黒人と白人が野球対決をする「黒白対抗戦」が気に入っています。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
ブラッドベリを読むということは、遠い遥かな旅に似ている。たとえば「霧笛」。「寒い夜だった。高い灯台は冷たく、光は行き交い、霧笛はもつれる霧をかきわけ叫びつづけていた。視界はせまく、すべてはおぼろにしか見えない……」。この「孤独岬」から立ち去った後でも、哀しい霧笛は心から消えない。旅路はイリノイ州の片田舎から、太陽の表面にまで至る。瑞々しい詩情が行間からこぼれて、心にあふれる傑作短編集。「SFの吟遊詩人」という呼称のふさわしい時代の彼が、ここにいる。
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