デビュー時からファンだった奇才・山田靫さん(現在のカタカナ名前もかわいいけどこの漢字も捨てがたい!)に、本格的にほれちゃうきっかけになった作品です。
ボクサー志望の単純おバカ鈍感タラシ(ヒモとも言う)壮平と、昔から彼に惚れてる無精ひげのライター(むっつりスケベ)チカと、オネエで騒がしいけどひょっとして一番器が大きくて男気のある直樹。
基本的にはチカと壮平のラブストーリーだけど、高校時代から親友だった三人が、大人の社会の中で葛藤しながら成長する過程が、せつなくじれったく描かれています。
なにしろ、つっぱってるけど泣き虫の壮平がかわいい。すっかりオヤジの貫禄?のチカがいじめたくなるのがわかる(笑)。実際にはいじめるどころか、失うのが恐くてずっと何にもできないでいるんですけど。
でも傍若無人にチカに甘える鈍感壮平を「ダチじゃねえよ」と突き放してからのチカは、不穏(欲求不満?)な牡のオーラをまとっていて、一気にかっこいいです。それに(文字通り)からむ直樹もいい味出してます。
主人公がボクサーのせいかちょっとスポ根テイスト、でもやっぱりギャグもえっちも絶好調で、ユギ節炸裂! 絶対におすすめです。