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16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
100%はないんだよ,
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レビュー対象商品: 太陽と毒ぐも (単行本)
人が人を好きになるときって、理屈じゃないってところがあるから、多勢のひとがみんな、同じひとりの人だけを好きになることはありえない。(当然、芸能人とかを好きっていうのは、また別の話ね) それと同じに、その人のここが嫌ってところも、また、それぞれ違う。 お風呂に入らない彼女にいらいらする、内輪のことまでなんでもぺらぺら他人にしゃべるおしゃべりな彼女に閉口する、たいしたものじゃなくて、生活に必要とも思えないようなものを、後から後から買い込む彼氏に嫌気がさす。 ここに出てくる人たちはみんな、付き合ってる相手を愛してるし、気の合う人生のパートナーとして、大切に思っているけれど、それでも、ちょっと、なんだかなぁという気持ちを抱えながら、生きている。 それぞれの事情はみんな違うので、一概に言えないけれど、人が二人以上いれば、絶対こういうことってあるし、また、それを乗り越えたり、すり合わせたりして生きていくっていうのが、人生の喜びだと思う。 そうやって自分の気持ちや、相手の気持ちと向き合って、悩んだり悲しんだり、喜んだりする、その過程そのものが、恋愛だし、人生だと思う。 今は、ひとりでいるほうが気楽だからと、結婚しないし、ステデイな相手も求めない人が増えているらしいけど、人間関係からも逃げちゃうと、年取ってからの自分が豊かになれない気がする。 葛藤して、泣いて、笑って、それでもやっぱり誰かと生きていけたらいいなと思います。
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
だらだらの日々の・・・恋人たち,
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レビュー対象商品: 太陽と毒ぐも (単行本)
読んでいて誰にも身に覚えがあるような感情が刺激的で、でも読み手は傍観者の立場でいられて、おもしろくて一気読みでした。ほとんどが30代の恋人たちが11組。短篇集というと、その中の1篇のタイトルを本のタイトルに採ることが多いのに、この本はそうではなくて、どれも「太陽」と「毒ぐも」を各短篇に潜ませているのですね。 しかし、いつも角田さんの作品を読んでて思うことは、角田さんって、人間のクソみたいなところ(クソみたいな人間、ではないので取り違えなきよう)を描いたら、本当にうまいです。写実・真実・普遍性というものを、作品のなかで体現している角田さんに、毎回絡めとられて楽しませてもらっています。 『太陽と毒ぐも』では、恋人たちの、角田さんいわく“ばっかみたい”な日常が繰り広げられています。そう若くはない恋人たちが、自分の嗜好や自分の常識のテリトリーをめぐって、些細?かどうかは断言できないけれど、バトルを展開する・・・この“自分の”というところが大事で、相手の中に許せない部分や嫌悪さえ感じてしまう彼ら。でも、別れるの別れないのの話には発展しないのがおもしろい。長く恋人同士でいると、さらけ出してなんぼのもの・・・という開き直りなんかもあったりして。 会話がリアルで、場の空気が立ち上ってきます。ゆらゆら動く心と言葉。「太陽」と「毒ぐも」のせめぎあいに、終わりはないんだろうなあと思いながらページを閉じました。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
他人事ではないカップル,
By naonao-703 (京都市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 太陽と毒ぐも (単行本)
タイトルに関係ない11の短編集関係が安定した11組のカップルが、男女入り混じって 自分が選んでしまった相手について悩む 「100%の相手は存在しない」という結論は、 相手に染まりきれない30才前後ともなると生まれてしまう どんなに年月を重ね、相手との信頼関係を築いても とってもささいなことで相手に対してうんざりしてしまう事が起きる あまりにもささいな事だから、他人に話すとのろけに聞こえかねない
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