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太平洋の防波堤/愛人 ラマン/悲しみよ こんにちは (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-4)
 
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太平洋の防波堤/愛人 ラマン/悲しみよ こんにちは (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-4) (ハードカバー)

フランソワーズ・サガン (著), マルグリット・デュラス (著), 田中倫郎・清水徹 (翻訳), 朝吹登水子 (翻訳)
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

愛の本質を見つめつづけ、世界に大きな影響を与えた二人の女性作家の代表作を集成。仏領インドシナを舞台に、美しい娘と彼女に焦がれる男の駆け引きを描いたデュラスの2作と、サガンが19歳で発表した衝撃のデビュー作。


内容(「BOOK」データベースより)

「太平洋の防波堤/愛人ラマン」―18歳でわたしは年老いた…仏領インドシナのけだるい風土で暮らす、貧しいフランス人入植者の家族を主人公に描かれる2つの物語。美しい娘と彼女に焦がれる裕福な男。『太平洋の防波堤』で執拗に描かれた恋愛未満の性の駆け引きが、『愛人ラマン』では「流れゆくエクリチュール」とともに性愛の高みへと変奏されていく。デュラスの2つの代表作。「悲しみよこんにちは」―その夏、私は17だった。そして私はまったく幸福だった…17歳の少女セシルは、父の愛人と自分の恋人を使って父の再婚相手を破滅へ追いやる。南仏の海岸を舞台に、少女の好奇心、独占欲、完璧なものへの反発、愛と孤独が描かれる衝撃のデビュー作。

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5つ星のうち 4.0 トホホな親子, 2008/3/25
By ヒデボン - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
 フランス植民地時代の最後の栄華をインドシナ半島で競い合ったトホホな親子のトホホな物語。娘が中国人からくすねたまがい物のダイヤの指輪を、高く売付けることに血眼になる母親、ブルジョワ有閑夫人と仲良くなってこの指輪を担保に金を漁るバカ息子。
 作者の自伝的小説といわれている「愛人・ラマン」、作者もトホホならここの登場人物もトホホな連中ばかり。

 それにしてもサガンの「こんにちは」は、新訳でないのはおかしい。いつまで朝吹訳にこだわっているのか、もっと斬新な訳が出てきてもいいような気がする。
朝吹の娘をこれ以上翻訳印税で太らせておく手はないっていうもんだ・・・・
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5つ星のうち 5.0 デュラスもサガンも良さを再認識した, 2009/8/2
河出書房新社から出ている世界文学全集の第4弾。フランスの女性作家2人、マルグリット・デュラスとフランソワーズ・サガンの代表作が所収されている。

デュラスの「愛人 ラマン」、サガンの「悲しみよ こんにちは」は読んだことがあったが、「太平洋の防波堤」は初めて読んだ。デュラスの少女時代ということだが、ラマンにも通じる濃密なエロティシズムを感じた。

サガンの「悲しみよ こんにちは」は20年ぶりぐらいに読んだが、当時は全く面白くもなかったが、主人公の父親と同じぐらいの年齢になってみて、この小説の主人公は、語り部の少女ではなく、その喜劇的な、あるいは悲劇的な父親であることが分かる。
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5つ星のうち 5.0 思春期の女性たち, 2009/7/10
By ringmoo (愛知県高浜市) - レビューをすべて見る
(TOP 100 REVIEWER)   
この三作品に共通なのは、主人公の思春期における性の問題です。
でも、それぞれの作品のテーマは、必ずしもそれがメインではありません。

「太平洋の防波堤」
「愛人」とも共通するのですが、デュラスのインドシナでの体験を題材にした小説です。
ここでは、植民地での生活の夢が破れ、貧困にあえぐ家族を取り上げています。そのバックにあるのは、役人たちの「悪」です。
そこからくる「生活苦」は、母親を狂気の域に立たせ、子供たちはそこからの脱出を図ろうとします。
それを留まらせているのは、「家族」と言う絆です。
「運命」を象徴するかのような「太平洋」が印象的です。

「愛人」
こちらは、主人公が、母親からの自由(生活苦からの自由でもある)を、「愛人」を持つと言う形で得ようとしています。
この女性が主体性を持って自律的に問題に立ち向かっているように思えます。

どちらも、ラストが非常に印象的で素晴らしいものになっています。

「悲しみよ こんにちは」
余りにも有名なサガンの処女作です。
父親と少女そして愛人と言う非道徳的な親子の生活に、道徳的な女性アンヌが入ってくることによる、二つの価値観のぶつかり合いが描かれています。
それに、思春期の少女の反抗心や独占欲といったようなものが入り込み、悲劇を生みます。
少女の「性」と少女の「純粋さ」の描写が、いかにもと言う感じでバランス良く秀逸です。
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投稿日: 16か月前 投稿者: tracy bond

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