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太宰治全集〈3〉 (ちくま文庫)
 
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太宰治全集〈3〉 (ちくま文庫) [文庫]

太宰 治
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

昭和14年1月、結婚して新居を構えた太宰に、初めて生活の安定と心の平和がおとずれる。「僕は…この家一つは何とかして守って行くつもりだ」(「東京八景」)。規則正しい執筆生活の中から次つぎと作品が生まれた。

登録情報

  • 文庫: 464ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1988/10)
  • ISBN-10: 4480022538
  • ISBN-13: 978-4480022530
  • 発売日: 1988/10
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 或る新聞に一部が載った「皮膚と心」が読みたくて、太宰を手に取った。今まで、太宰は読んだ事が無かったのだが、何と面白いではないか。太宰を長い間誤解した自分を責めた。早く読めば良かった。全然暗くも何でもないではないか。

「皮膚と心」も勿論面白かった。何と優しい「夫」ではないかと思った。私もこういう結婚がしたいと思った。外見ばかり惑わされずに。「女の決闘」も変わった趣向で面白かった。「畜犬談」「乞食学生」も作者の性格が良く出てて噴き出しながら読んだ。この作品集を読んで、感じたのは太宰がいかに小説に対して、常に真摯でいかに愛してたかった事。当たり前の事かもしれないけれど、それが強く感じられた作品集だった。沢山作品が入っており、カナリお得です。もったいないので(太宰の作品への思いに対して)ゆっくりと丁寧に一語づつ噛みしめながら読みました。
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By がい トップ500レビュアー
形式:文庫
小田扉さんの漫画「団地ともお」で登場人物の
小学生たちが、「走れメロス」を読んで、
メロスが犬を蹴るところがいちばん面白かった、
と言うシーンがあります。

これは案外、ギャグとしてだけじゃなく
鋭い指摘(?)で、「メロス」の特徴を
何気にうまく捉えた言葉に思えたりします。

学校で習った時はなんて偽善的な話なんだろうと
憤慨すらしたのに、おっさんになってから再読したら、
名作「竹青」なんかと同じような、
太宰さんの、人生や人間の善意への憧れがつまった
素晴らしい作品なんだと気付きました!!

人間が、自分ふくめてこんなじゃない事は
百も承知だよ、だからこそ、こうであったら
どんなにいいか、と願う太宰さんの切ない
気持ちを感じます。

そして犬を蹴るシーンは「新釈諸国噺」や「お伽草紙」で
本格的に見せる笑いのセンスを、真面目な話なんだから
といって抑えていた作者が、こらえきれずにはさんで
しまったシーンに思えます。
(考えすぎ?)

とにかく太宰さんの作品には「人間失格」にすら
ユーモアがあります!!そのへん注目してぜひ
ご一読を!!
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
『走れメロス』が収録されているだけでもこの本を買う価値があるのではなかろうか。他に、当時の誰もが試みなかった実験作に『女の決闘』がある。これは太宰の文学的評論能力の高さを示して余すものであり、また、それだけでなく、読んでいても面白い。その他、私が面白いと感じたのは『乞食学生』などである。
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