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太公望〈中〉 (文春文庫)
 
 

太公望〈中〉 (文春文庫) [文庫]

宮城谷 昌光
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

古代中国史の中で、この男ほど謎と伝説に彩られた武人はいない。遊牧民の子が、苛烈な試練をへて、商王朝を覆滅する雄渾な歴史叙事詩

内容(「BOOK」データベースより)

妻子を得て春陰にたたずむ望の胸中には、焦燥あるばかりであった。周公を中心に諸侯は策謀しつつある。しかし独り時代の先を視る望の苛烈な生は、人知れぬ哀しみにみちていた。ひとは己れを超えねばならぬ、あたかも小魚が虹桟を渡り竜と化するように。利に争うものは敗れ、怨みに争うものは勝つ、そしてそれを超えるとは。

登録情報

  • 文庫: 497ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2001/04)
  • ISBN-10: 4167259117
  • ISBN-13: 978-4167259112
  • 発売日: 2001/04
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 191,068位 (本のベストセラーを見る)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kojitan
形式:文庫
妻を娶り、子を為した望(太公望・呂尚)だが、妻は病によって
この世から去り、望は商王朝をへの復讐計画を実行すべく着々と
人生を歩みます。

立派な人間が実は自分を裏切る存在であったり、自分にとって不
愉快な人物が実は自分にかけがえの無い存在になったりと、人間
のそれぞれの深みに面白みを感じています。

また、物語の中でどのくだりか忘れたが、「人を利用しようとす
れば、自分も利用される」と云うようなことが書かれておりまし
た。私はひどく同感いたしました。私自身、いろいろな思いで今
後、自己展開をしてゆきますが、ともすれば人を頼りたくなって
しまいがちです。しかし、人を利用しようとすれば、相手に利用
されてしまう可能性は大いにあるでしょう。これは心すべきこと
だと思いました。

他に感心する場面としては「商人はモノと同時に信用も売り買い
しているのだ」というようなことですね。商売だけではなく、な
にか志をもっている人間には、その信頼は事を為す時、非常に重
要な要素となるだろうとも思った。

羌族はただ弱い族ではなく、自立を迫られた族だったのでしょう
ね。脈絡は無いかもしれませんが、ここまで読んでいてそう思い
ました。
また、受王の描き方にも興味があります。彼のことを著者はけな
そうとしません。優秀な王であるとほめる部分は多く見られます。
ただ、望との決定的な違いは明るさなのではないかと思ったもし
ました。

さて、これから第三を読みますが、物語の最後にどのような気持
ちになるのかとても楽しみです。
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
太公望の将来を切り開く上での大事な時期を描写した中巻です。

一人一人の出会いや経験出来事が全て、血となり肉となり将来の太公望の人間形成に繋がる重要な時期です。現代においてはこれほどの出会い経験は期待できませんが、個人の感受性の強さによっては中身の濃い人生にすることが出来る可能性を示唆していると思います。中国の古代史と現代を重ね合わせながら非常に興味深く読みました。お勧めできる一巻です。

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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
商王朝への復讐を胸に、第2の故郷ともいうべき弧竹を旅立ち、中原に進出した望は、表向き商人の仕事をしながら、各地の情報収集と仲間づくりを行い、商王朝への復讐の道を歩みだします。さまざまな出会いをすべて自分の力に変えていく望。そして、離れ離れになった仲間たちとも再会し、羌族の若きリーダーとして実力を養っていきます。それは出会う人に魅力的と思わせる人物力が備わっていたことを裏付けるようです。
対する商王朝の受王は徹底的に悪役として描かれます。史実ではそこまで暗愚な王ではなかったようですが、残酷極まる拷問や処刑、そしてかの有名な酒池肉林の宴…。
読者はますます主人公に感情移入していくことでしょう。
物語はいよいよ佳境に。力をつけたとはいえ、依然として国家をもたない望がいかにして商王朝を打倒するのか。第3巻への楽しみが増す1冊です。
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