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「太公望」といえば、周の文王が釣り人を軍師に迎える挿話で有名である。作者は、一族を商王に虐殺され復讐を誓う羌族の少年「望」が、幾多の苦難を才能と努力とそして天運で切り抜け、商王朝打倒の悲願を達成する過程を見事なまでの想像力と表現力で感動的に描いている。
悠久の時を超えて3000年前のヒーローが甦った。中国の広大な荒野を馬上颯爽と駆け抜ける「太公望」、まさに英雄此処に参上といった感動を与えてくれる大作です。
妲己を抱えこみ、受王の動きを掌握する。
幽閉された周王を外から護る。
王のいない周の重臣を動かし、戦争の準備をさせる。
召の国に自ら行き、同盟を成立させる。
兵を訓練し、強力な軍隊を作り出す。
己の「志」が大きい人は、大いに学ばねばならない。
一つの策では、大きな志は成就しない。
一人の力では、大きな志は成就しない。
一つの面しか見えないようでは、大きな志は成就しない。
万能とは、こういう人間をいうのだろう。
全く同じ時期を取り上げているのですが、こちらは商王朝側からの視点で描かれており、太公望ではあまり取り上げられていない人物の話が取り上げられいますので、太公望の感動がさめないうちに読まれることをお勧めします。(実際は「大家の風日」の方が先に発表されて作品です)
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