他の何人かのレビュアーの方と同様、私も「零~紅い蝶~」のエンディング曲「蝶」に感銘を受け天野月子氏を知った口ですが、これはとても幸運な出会いだったと思っています。
「蝶」の中の「月灯り 手探りで重ねあい縺れては 君の在処になれると信じた」というフレーズがもっともお気に入りなのですが、それ以外の楽曲でもとにかく歌詞が素晴らしい。ストレートな表現の中にもたっぷりの情感が込められていて、本人の特徴ある歌声と合わせて、聴く者に対して見事に「自分の世界」を表現しきっています。また、魂のこもらない、字面だけの外国語をほとんど使わず、身近な言葉で伝えようとしているのもグッド。アーティストの価値は、「どれだけ自分の世界を構築し、他者に伝えられるか」という点にあると思っていますので、氏の楽曲に出会えたことに感謝しています。
余談ですが、「零~紅い蝶~」の続編、「零~刺青の聲~」のエンディングも、氏の楽曲だそうです。現在プレイ中ですが、エンディング曲を楽しみにクリアーを目指しているゲームというのは初めてですね。