エベレスト頂上付近に墜落したアメリカの秘密衛星。事情を嗅ぎつけたテロ集団は、墜落した衛星のROMを入手、まだ頭上を周回しているペアの衛星をコントロールし、核ミサイルによって世界恐慌をもくろむ。
他方、当事国アメリカは水面下、極秘裏に回収、解決を図る。白羽の矢がたてられたのが、たまたま墜落現場付近にいた著名な日本人クライマーの真木郷司。極寒、悪天のエベレストで単身テロリストに対峙するが…。
600ページを超える大作冒険小説。作者は相当綿密に下調べ、調査、情報収集を行い、筆を取った様子がありありとうかがえる。細かなストーリー展開、細部のディテールにそれがうかがえる。
しかし、500ページを過ぎるまでは退屈。ラスト、過酷な状況下でのクライマックスはさすがに手に汗握る展開。これだけでも読む価値ありか。