本の紹介には、こうありますね。
「天皇家の紋章に「菊花」が使われるのは?天皇が公式行事に和服を着ないのは?皇室の生計費はいくらかかる?などなど古代から現代まで、知っているようで知らない天皇家の素朴な疑問にこたえる一五七のものしり知識を満載。」
苦労して読んでみて一言。
「よくぞここまで単純な質問だけ列挙できましたねえ。」
その他の質問は、初心者には手が出ません。
章立ては、「一般常識」に始まり、「現代」と比較的馴染みのあるところを攻めます。
その後一旦昔に戻って、「古代」、「奈良」〜「幕末・近代」まで時系列に並んでいます。
実際には、素朴な疑問とはとても言い難い疑問が多いのです。
現代の読者にとって、そもそも疑問の内容すら理解できない場合もあるのではないか、と思います。
・歴代天皇のうち、皇后から生まれた天皇は何人? (ええ、いきなりそんな質問ですか?)
・新年の宮中祭儀が「四方拝」から始まるのは? (新年に宮中祭儀があることや、四方拝を知っている人がどんだけいるのか。私も別の本で知ったばかり)
・大嘗祭の斎田に「悠紀」と「主基」の2つがあるのは? (大嘗祭って分かる?斎田って分かる?まして「悠紀」と「主基」って何?)
・宮中では元旦の朝に屠蘇や雑煮が出ないのは? (出ないことすら知らないよお)
これが一般常識として並んでいる質問です。これらの質問に2ページで回答する形式が主です。
古代以降に至っては推して知るべし。
はっきり言って厳しすぎます。
皇室研究家が集まって執筆しているようですが、マニアトラップに引っかかってます。
発行から1年半経って、全くレビューが無かったのも致し方無いかなと思う次第です。
読む方は覚悟して取り組んだほうがよろしいと思います。