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天皇制批判の常識 (新書y)
 
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天皇制批判の常識 (新書y) [新書]

小谷野 敦
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

人は生まれによって差別されるべきではない!身分制というものはよくない、そう教えられて育ってきたが我々日本人は天皇制については何も語らない。「法の下での平等」も日本国民だけの話しで、天皇・皇族は日本国民ではないため、当てはまらない。差別はよくないといいながら、人々はこの矛盾になぜ気づかないのか?共和主義者を自認する著者が天皇制に付随する現代の矛盾を紐解く。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

小谷野 敦
1962年、茨城県生まれ、埼玉県育ち。本名読みあつし。1987年、東京大学文学部英文学卒。1997年、同大学院比較文学比較文化博士課程修了、学術博士。1990~92年、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学に留学。1994年より大阪大学言語文化部講師・助教授などを経て文筆業。著書に「聖母のいない国」(河出文庫、サントリー学藝賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 200ページ
  • 出版社: 洋泉社 (2010/2/6)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4862485170
  • ISBN-13: 978-4862485175
  • 発売日: 2010/2/6
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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By ふぁんどり VINE™ メンバー
形式:新書|Amazonが確認した購入
 ナショナリストたるを自任する著者による、近代人権思想をもとに「制度として」の天皇制を全否定した一冊。
 本書の議論の焦点はただ一点。近代人権思想の「法の下の平等」と、憲法の下で制度として、世襲での、天皇という存在を定めるという事とは相いれない、と著者はいう。
 本書において、著者は左翼を「卑怯」と一刀両断し、右翼や保守については現在迷走していると評しつつ、日本史における天皇という存在の変遷と、立憲君主制下の制度としての天皇を論じます。その筆致は、いつものように明快かつ攻撃的。議論の基礎となる「知られていないことを書く」という著者の意図は、はたされていると思われます。
 それにしても、終章の一節「知識人の処世術」には大笑い。ちょっと引用します。「天皇制については、何となく認め、しかし強化や「君が代」の強制には反対し、雅子妃については病気を懸念すること。」「九条擁護の立場をとってみせ、非現実的だという批判に対しては、確かにそうだが素晴らしい思想だと言ってごまかし」とか。そして、著者は「左翼の天皇陛下」といい「もはや黙って見守るしかない」と締めくくります。
 この本を読んで怒るのは右翼たるロイヤリスト(皇室崇敬者、著者の定義による)やナショナリスト(愛国者)ではなく、左翼だろうなあ。

 現在(平成二四年一月)時点においても初版本が流通しており、本文には細かな記述ミスがあります。これについては、著者本人のブログに正誤の一覧が載っています。
このレビューは参考になりましたか?
30 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 かねてよりずーっと感じていた「天皇制って差別でしょ?」って基本的な疑問。昨今のメディアでの天皇論議では何故か誰も真正面から取り上げて論議しない。保守派に聞きたい「じゃ、身分制度認めんの?日本文化の伝統として続いてきた賤民思想も保守すんのかよ?」左翼に聞きたい「護憲?じゃ、1条(天皇)も守るのかよ?人権・平等とは明らかに相容れないだろ。」

 著者、小谷野氏とは天皇についての考え方は100%共有できる。

 しかしだ、新書としての不備を2〜3点。

 「第四章 光明皇后の易姓革命」では記紀を始めとした史料批判とマニアックな専門的論議が延々と続き、いささか辟易させられた。

 P.166「イランでは七九年にイスラーム革命が起きて、皇帝アヤトラ・ホメイニは亡命したが、」というあからさまな誤記があるが、こういうウィキペディアででも調べれば直ぐに分かる間違いに何故編集・校正段階で誰も気付かずに残ったのだろうか?さてはアマゾン・レビューをこまめにチェックしている小谷野氏のこと、誰か気付いて指摘するかどうか、読者のレベルを試しているのか?でもこのような全体の論旨には影響しないとはいえ明らかな間違いは、他の部分の引用情報の信憑性まで低めることになるので早めに訂正した方が良いと思う。

 P.180からの「「学歴差別」は差別か」で成蹊大卒の安倍晋三や学習院大卒の麻生太郎のぶざまな総理ぶりに比べて、東大卒でスタンフォード大博士号の鳩山由紀夫は国連で英語でちゃんと演説している、と称賛しているが、その後のぶざまな総理ぶりは彼も又似たり寄ったりで、今となっては不適切な例になりましたな、、、。トホホ。
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
表題にも書いたが、法律上の婚姻でみとめられた親族法での「身分」というものがある。愛人は法律で「差別」されている。
更に愛人を持つと「不倫」だとして有名人などはマスコミのバッシングを受けたりする。
又、今問題になっているが、国家公務員などには「身分保証」がある。わざわざ法律で身分を作っているのである。
そもそも「国民」というのも一種の「身分」である。

更に、差別ということで言うならば、宗教法人はどれだけ収入があろうと、土地を持とうと、非課税なのだ。
普通の人間は、たとえ無収入でも、ただ住んでいるだけの土地家屋について固定資産税・都市開発税を支払わなければならない。
宗教法人は何兆円分の土地を持とうが、何百億円の収入があろうが非課税なのだ。

という訳で「身分」についてはいくらでも深く考察できるし、「差別」についてもあまりにも巨大なものが放置されている。

上記の身近な、あるいはアクチュアルな事を考えると、身分とか差別について天皇やら天皇制を引き合いに出す必要はないと思う。なにかピントがズレていないだろうか。

しかし、天皇の政治的利用価値については日本人より韓国や中国の方がよく心得ているようだから油断は禁物である。
習近平はなぜ小沢を使ってゴリ押しで天皇に面会を求めて来たのか?小谷野氏は何か予想がつくだろうか?
私はそれなりに考えつくのだけれど。
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