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天皇の逝く国で[増補版] (始まりの本)
 
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天皇の逝く国で[増補版] (始まりの本) [単行本(ソフトカバー)]

ノーマ・フィールド , 大島 かおり
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 3,780 通常配送無料 詳細
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天皇の逝く国で[増補版] (始まりの本) + ノーマ・フィールドは語る――戦後・文学・希望 (岩波ブックレット 781)
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商品の説明

内容紹介

ノーマ・フィールドは、アメリカ人を父に、日本人を母に、アメリカ軍占領下の東京に生まれた。
高校を出てアメリカヘ渡り、現在はシカゴ大学で日本文学・近代日本文化を講じる気鋭の学者である。
日本語による著書もすでに何冊もある。

20余年前、元号が昭和から平成に変わる歴史的瞬間に、
著者は東京にいた。昭和天皇の病状が刻々報道され、自粛という見えない圧力が社会をおおっていた。そんななかで
著者は、あらためて日本人の行動様式と心性を観察し、さまざまなかたちで顕在化した問題に想いをめぐらせる。
登場人物は、〈体制順応という常識〉に逆らったために、ある日突然〈ふつうの人〉と見なされなくなった3人
――沖縄国体で「日の丸」を焼いた知花昌一、殉職自衛隊員の夫の護国神杜合祀に抗して裁判を起こした中谷康子、
天皇の戦争責任発言で狙撃された本島長崎市長――と、もう一組、著者自身とその家族である。
かれらの市民生活の〈日常〉にそって描かれた、この現代日本の物語が1994年に出版されると、
たちまちベストセラーになり、読者はその視点と分析の斬新さに驚き、感銘を受けた。

今回、「増補版へのあとがき」として、長文の「あれから二十年余」が書き下ろされた。
東日本大震災を経た今、あの登場人物たちはどのように暮らし、何を考えているのか。

*********** 新シリーズ《始まりの本》

始まりとは始原(オリジン)。
そこから生い育つさまざまな知識の原型が、 あらかじめ潜在しているひとつの種子である。
新たな問いを発見するために、 いったん始原へ立ち帰って、
これから何度でも読み直したい現代の古典。
未来への知的冒険は、ふたたびここから始まる!
***********

内容(「BOOK」データベースより)

「この社会で差しだすご褒美に膝を屈するのを拒んでいる」―「自粛」「常識」という社会の抑圧に、抵抗できるか。全米図書賞受賞。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 400ページ
  • 出版社: みすず書房; 増補版 (2011/11/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4622083434
  • ISBN-13: 978-4622083436
  • 発売日: 2011/11/10
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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By カスタマー
形式:単行本
昭和天皇の崩御の際に、日本に滞在した著者は、アメリカと日本のハーフ。自身が年少時に体験した様々な問題、友達、家庭、アイデンティティなどを、80年代の日本で起こった出来事をつなげて考えているのが、とても面白い。親近感もわく。天皇制、宗教問題、沖縄問題、などあまり詳しく内部事情を知らないものにとっては、本書はすごく詳しく載っていて、実際著者が会った人達の発言、考え、それによる著者の日本を思うことがつづられていて、小説を読むように、読みすすめられた。
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20 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 昭和天皇「崩御」が発表された日のことを覚えている。ファミリーレストランやパチンコ屋が照明を落として営業していた様は奇妙だったし、テレビ・ラジオ各局(FENも!)は、特別番組と抑制のきいたクラシック音楽を終日流していた。誰しも考えることは同じで、レンタルビデオ店の商品は、ほとんど「レンタル中」になった。

 日本人の宗教的寛容性は、それ独特の不寛容を含んでいると著者はいう。

「それ」は、「我々日本人は西洋人の目には、原始的だと写るでしょうね」という弁解調か、「我々は西洋人とは違う、同じ尺度を当てはめるのは無意味」という挑戦調のいずれかだ・・・。という著者の指摘は新鮮だ。

 著者は、このような日本社会に生きつつも、それとの折り合いがぎくしゃくせざるを得な人々の足跡をたどる。

 沖縄国体で日の丸を焼いた知花昌一、殉職自衛官の夫の護国神社合祀に抗した中谷康子、天皇の戦争責任発言で銃撃された本島長崎市長・・・。

 年齢も境遇も異なる3人の生き方から、著書はためらいに充ちた眼差しで共通点を見いだしていく。その視線は暴くという姿勢の対極にある。

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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By C5103
形式:単行本
バブル絶頂期に昭和天皇死去前後、著者がかかわった日本人数人の行動と日本全体の状況を外国人らしい言い回しで記述しているこの本。戦争の反省はどこに行ったのか、日本の司法と行政の判断は外国人にはどう写るのか、マイノリティと人権と自由の抑圧を改めて意識させてくれるし、専門家でない感性で緩やかに日本の特性と異様さを提起してくれる。経済停滞時の昨今でも、東北地方大地震が発生した今でも、天皇死去前後の国民行動現象に似通ったところを感じる。
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