天皇という存在を宗教祭祀の面から追求した本としては最強のものです。
天皇という存在は君臨するものではなく日本を護る神々の祭祀長。
多数の儀式、その一つ一つが日本を護る祈りであり想いである。
天皇は神ではなくその器であり皇祖神に認められなければ・・・真摯な祈りの気持ちが
無ければ天皇として認められない。
およそここに上げられるだけでも大変な儀式が次々と行なわれている。
天皇皇后、皇太子とその妃・・・この方々は神の器となるべき存在で或るが故に
様々な儀式を執り行わなければならない。
天皇の座にあるかぎり。
天皇の神宝(三種の神器)祭祀、天皇にまつわる事件、歴代125人の天皇・・・
これらを223ページで解説している、文字通りの祭祀長としての天皇解説完全本。
天皇を階級社会の象徴と思っておられる方は是非読んで欲しい。
権力の依代として利用されながらも何故祭祀を守り続けて来たのかがわかる。
欧米や諸外国の人間では到底理解できなかった
世界史上まれにみる祭祀王の姿がそこにある。
これを奇跡と言わずしてなんと言う――。