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天皇と日本のナショナリズム_神保・宮台マル激トーク・オン・デマンドIV
 
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天皇と日本のナショナリズム_神保・宮台マル激トーク・オン・デマンドIV [単行本]

神保 哲生 , 宮台 真司
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,680 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

神保哲生・宮台真司 「マル激トーク・オン・デマンド4」

昭和天皇のメモや親王誕生に右往左往の日本列島。あちこちで湧きあがるナショ
ナリスティックな動き。天皇とは何か、日本とは何か、多彩な論客を迎えて
徹底的に討論。この国の異形性を浮き彫りにする400ページを超える刺激的
な内容。
目次紹介
第一章 女系天皇と天皇の歴史のややこしい関係「百地章×神保哲生×宮台真司」
第二章 天皇に人権はあるか「横田耕一×神保哲生×宮台真司」
第三章 生身の天皇を知る男「板垣恭助×神保哲生×宮台真司」
第四章 憲法とナショナリズム「大塚英志×神保哲生×宮台真司」  
第五章 ナショナリズムのゆくえ「香山リカ×山口二郎×神保哲生×宮台真司」

内容(「BOOK」データベースより)

昭和天皇のメモや親王誕生に右往左往の日本列島。あちこちで澎湃と湧きあがるナショナリスティックな動き。天皇とは何か、日本とは何か、多彩な論客を迎えて徹底的に討論、この国の異形性を浮き彫りにする。

登録情報

  • 単行本: 389ページ
  • 出版社: 春秋社 (2006/11)
  • ISBN-10: 4393332482
  • ISBN-13: 978-4393332481
  • 発売日: 2006/11
  • 商品の寸法: 18.4 x 13.2 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 哲学する河童 トップ500レビュアー
形式:単行本
毎週インターネットで様々なテーマについて議論を交わす番組を本にしたもの。タイトル通り、今回は天皇と、ナショナリズムがテーマ。

とにかく、天皇と、ナショナリズムについて問題になるのは何か、を知りたい人は一度読んでみて損は無い。

例えばここ最近、女性天皇は是か否かみたいな問題が取り沙汰されることが多かったけれども、女性天皇と女系天皇の区別がついていないまま、そういった問題を議論しても、無駄なことがわかる。それだけでも面白いと思う。

基本のメンバーは神保氏と宮台氏で、さらに議論される内容についての専門家(例えば天皇の話であるならば、憲法学者)が一人ないし二人加わる。

まずは専門家に意見を聞き、そこに宮台氏が社会学者の立場から意見を言う。

ここまでなら読者は何がなんだかわからない可能性が出てくる上に、宮台氏の巧みな(笑)話にわからないまま納得させられてしまいそうになるが、神保氏が素人代表として、良いタイミングで非常に良い質問を他の二人にしてくれるために、とてもわかりやすい。

神保氏のおかげで、この本の価値は膨れ上がっている。
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By Moral Minority VINE™ メンバー
形式:単行本
天皇に関して三つの鼎談、ナショナリズムに関しては大塚氏を迎えた鼎談と香山氏、山口氏なども参加したシンポジウムを収録している。天皇について私はろくな知識がなかったため、天皇を扱った前半は非常に有意義、目から鱗であった。また政治的には意外(?)にもバイアスがそんなにかかっていない。(いやかかっているとしたらむしろ右に…?)少なくとも一つ目はゲストが明らかな保守主義者の人で、それに対応する宮台氏までもが保守主義的な素振り、物言いをしており、保守主義の入門に最適なのではとまで言える程の内容になっている。これだけ読むと宮台氏が右傾の人と思う人もいそうだ。ただ驚くには値しない。宮台氏本人が言うように氏の依拠する近代主義、リベラルと保守主義は両立しうるし、宮台氏は前々から積極的にその二つを両立させようとしているのである。一つ目の鼎談では唯一神保氏だけが明白に女系に賛成、天皇制にも疑問、保守主義伝統主義にも疑問といった立場で話を一面的にしないようにしている。ただこの話題に関しては神保氏の分が悪いかなと思った。いや、合理的に考えれば神保氏が圧倒的に正論なのだが、他の二人が繰り返し神保氏に言い聞かせるように、女系問題含めた天皇制の問題それ自体が本質的に合理や論理などとは離れた所にある。宮台氏らはそれを押さえた上であえてその不合理を伝統として尊重しようとしている。私は保守主義でも伝統主義でもないにも関らず(むしろ神保氏的に批判する事の方が多い)何故か妙に感銘を受けてしまって、女系はかなり慎重にいくべき、できればない方がよさそうだという方向に考えが寄った。あるいは不合理をあくまで否定するなら、天皇制自体そもそも大した合理性がないので一貫するなら天皇制も否定する必要があるのではと思う。だがあくまで不合理な天皇制をそれでも認めていくならそれに付随する不合理な文化的伝統も尊重していくべきではないか。その意味では従来天皇制自体に反対していた勢力が女系賛成と言っているのを警戒している百地氏の気持ちは分かる。

尚天皇を宮台氏がこれほど扱っているのは私は本書で初めて見たがその他の話題(ナショナリズムや厳罰化、教科書問題などについて)は『不自由なあなた』や『亜細亜主義の顛末に学べ』などの他著で散々聞いて耳にタコができたものばかりで、あまり収穫はなかった。宮台氏は話題の引き出しが非常に多く知識豊富で多弁だが、どうも同じ時期には同じ型の同じ話を各所で使いまわして講義しまくっているだけと見える。(当たり前と言えば当たり前だが)だから読者としては、同時期の対談やシンポジウムでは同じ話題ばかり出しているという欠点があるので普段からの愛読者は注意が必要だろう。私としては本書は「日本のナショナリズム」目的よりは「天皇」目的の人にお薦めしたい。
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32 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By モワノンプリュ VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
 いろんなゲストを招いての対論集だが、やっぱり宮台本。明治憲法や現行憲法下での天皇の位置づけ(難さ)についての立論には参考になる部分もあった。天皇制は脱構築的思考に馴染む。

 しかし例えば巻末近く、神保・山口・宮台の各氏が口をそろえて「日本人が自己肯定感を抱けないのは政治がちゃんとしてないからだッ!」と吹き上がっているのは、いかがなものか。ま、その「日本人」に彼ら自身は含まれてないのだろうけど…同席した香山リカの発言がかろうじてマトモ。

 あるいはp328で宮台氏は、自分は早くから修復的司法導入を主張してきたと胸を張る。ところが直後の注で、「座談後に右陣営から重罰化と修復的司法の同時要求が出てきたので、教育刑ファシズムを危惧して見解を変えた」と記す。じゃあ、仮に右陣営の動きが導入成就後だったら、廃止運動でもしていたのか? これほど短期的な風向きの変化でコロコロ変わる主張に、まじめに付き合う気になれない。振り回された挙げ句に、宮台氏から戦術オンチと罵倒される可能性大。

 私はゲーム理論的な思考を全否定するつもりはない。しかし宮台氏の場合、理論の残余を畏れつつ理論の可能性を追求するというより、すべてをゲームに矮小化してシミュレーション的に弄んでいる印象が強い。つまり、空回りしている。

 また、一方で宮内庁官僚を討てだの、日本には大混乱の体験が必要だのと煽っておきながら、大塚英志との対論では「比較的無害な範囲内でどう具体的なコミュニケーションのなかに『全体性』や『超越性』をとりこめばいいのか、それが問題なんです」(p238)だなんて、さすが社会的文脈を読んで戦略的にコミュニケートするマキャベリスト!
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