お互いの博徒生命を賭けた渋谷決戦も、 いよいよ大詰めをむかえる。 三國と同じ資質を持ち、津神の影響下で止まらない進化と変貌を見せつける菊多は、「今一番潰したいのは兄貴だから」の言葉の通り、兄の三國に牙をむける。 対する三國の心中は如何なるものか? そして、 それは勝負の行方に関わってくるのだろうか? 今巻は、周囲を震撼させる強さを持つ黒流会トップの打ち手としてだけではない、三國の人としての深さを垣間見ることができる。 それと同時に、全身全霊で三國をサポートする八角と、同じ博徒として遜色ない自身の才能を信じて果敢に参戦する北岡を含めた四人の熱き闘いが、グイグイと読者を引っ張っていく。 ラストスパート、 いく回りも強くなった彼等の姿に、 勝敗を越えた美しさを感じるのは、 私だけじゃあないと思う。