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5つ星のうち 4.0
翻弄のレクイエム,
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レビュー対象商品: 天牌 44 (ニチブンコミックス) (コミック)
新宿戦、終了。そして祥吾さんは退場。東京で瞬を思い出してくれる人であり掲載誌でカラーで見たかったキャラ(列伝の表紙は背景が暗いし、雑誌でも読むようになってから瞬以外のキャラがカラーになっているのを見たことがなかった)が減ってしまった。この「カラーで見たかったけどもう無理な人」というのは、谷口さんやゆかといった死んだり、少なくとも巻頭には出てこないであろう人たちのことで、賢治の今の仲間や陽一などは含まれない。彼等にはまだ可能性はある。しかし、裏表紙や帯で展開バレしなくても…。賢治の仲間の棄権や、渋谷戦の勝者も裏表紙でばらしてたけど。祥吾さんは若かった頃に戻るように逃げるように、遼の雀荘を離れていくわけだから、「逃げ」で誤魔化せなかったのか。津神も智美も祥吾さんの事件を引き摺るようになるが、遼は他のことに怯えるようになる。その理由に共感できる読者はいるのだろうか。彼は自身のエゴを引き摺るのだろう。 祥吾さんの事件の後に描かれる渋谷戦は、実は新宿戦と平行したもの。後でそれに気付いて戸惑った読者はどれくらいいただろうか。平行して描けないわ、裏表紙と帯でのネタバレ、作者らしくない追い詰められ方、棄権とその前後の状況、退場のさせ方など、二つの対戦は展開だけでなく、作者の環境や状況が気になる意味でも苛立ちと後味の悪さの連続だ。単行本では違う表現に変更されたが、名前さえ出しておけば、それがどんなに残酷な状況でもファンは喜ぶと思っているような箇所も目立つ。賢治が仲間と自分の無念を晴らすため、感性に頼る打ち方をやめ健次郎との関係を断ち切っていく様子が見所だろう。できれば、仲間自信にも晴らさせるようにもなっていって欲しい。
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