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5つ星のうち 3.0
Rollin' in the Dark,
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レビュー対象商品: 天牌 19 (ニチブンコミックス) (コミック)
八角五郎の覚醒と海のイメージはよく合っていた。賢治が後で「健次郎の麻雀を穴の開くほど見てきたが」と語るなら、瞬の気配を感じても集中して見てろよと言いたくなる。で、区切りか決着がついた後、初めて瞬に笑いかける風にして欲しかった。瞬を心の中で「お前」と言い、よっちんを「坊や」と思いつつも「あンた」(一人前と扱っている)と呼んだ彼の、北岡や遼たちへの二人称は何だろう? 「去る者は追わず」の世界だが、長谷沼よ、もっと河野高志のことを心配しろよ。長い間崇拝の対象だったんだろ。このあたり型破りなところを見せてもよかった気がする。長野戦のきっかけは逆に型破りしすぎてよく分からなかった。おそらく遼も「どこまで本当なんだ?」だっただろう。 喫煙シーンはさすがだが、よっちんも前巻の瞬もそれほど味わって吸っているとは思えない。二人にとって煙草は感情を抑える小道具なのだろう。うまそうに吸っていれば、瞬が孤立することも、よっちんが渋谷戦で黒流会に叩きのめされることもなかったのだろうか。嶺岸作品独特の強さ・別離(「子供といえども残酷な別れを経験しなければならない」「恋人同士は別れる」など)の条件は「天牌」では出して欲しくなかった。さらに、「力を知りすぎたり認めたりした人同士は別れなければならない」という天牌独特の条件まで出来上がりかけているのだから怖い。一部では瞬の「オレは疫病神なのか…生きて欲しい人ほど先に逝ってしまう…」にちなんで、よっちん、賢治、五郎たちも弱くなると言われているが、それは食い止めなければならない。
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