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5つ星のうち 4.0
汚れ,
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レビュー対象商品: 天牌 15 (ニチブンコミックス) (コミック)
瞬には血を吐いた黒澤を気遣いながらも、見守るプロたちに「何をしているんですか。早く血を拭き取って!」と言って欲しかった。と、いうか吐血するのが他の人たちだったら、そう言っていたと思う。ハレルヤで仲間を待ちながらも牌の汚れを除去しようとしたり、卓上で名前を書き込もうとした遼をたしなめたりといった、ある種の潔癖な面を見せていた彼はどこに行ってしまったのだろう。潔癖さがなくなって以来、遼やよっちんとも疎遠になったのは、彼等が瞬の潔癖な面に魅かれていたからかもしれない。天狗は高級な雀荘で、打ち手が足りない時に対戦に加わる人とは別に、掃除専門の従業員もいるのかもしれない(現実の雀荘は知らないが)。彼等が牌や卓を綺麗に磨いて、代わりのものを用意するのかもしれないが。裏社会の人々はちやほやするだけだし。でも、いつかは瞬も惨敗するんだろうな…。いや、しそうだ。他の二人と同じように苦難の時期を経験して乗り越えて欲しい。遼やよっちんは、体に痛みを感じながらも見失っていた強さの源を取り戻すわけだが(しかし、本当に強くなっていくまでには長い時間を費やさなければならない)、瞬はどうなるのだろう。彼の強さの源はまだ分からないが、やはり仲間の支えがかかわっているのは間違いないと思われる。よっちんが敗れて去り、入星が倒れたことを知った時、瞬は何を思うのか。彼等は精神的な支えになろうとするだろうか。一度血や唾液などに染まった牌や卓を磨き直してもそれでは打ち直せない。それと同じように、瞬と彼等、賢治と黒流会、陽一と八角五郎たちの関係も以前のようには戻れないほどに変化していくのだ。
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