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5つ星のうち 3.0
見えない想い,
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レビュー対象商品: 天牌 13 (ニチブンコミックス) (コミック)
「あいつに負けることで、初めて憎むべき正也の気持ちが分かるような気がする」は21巻で出して欲しかった。瞬にもよっちんにも、チャンスさえあれば仲直りしたいという思いはあったのだから。黒澤を心配し自分が勝てた喜びを噛み締めながらも、「あんなこと言わなきゃよかった」という後悔は潜在意識の中にあった。黒澤が旅立ち、ゆかが離れていった後よっちんに会いたくなるのはその後ろめたさゆえだろう。自分がどうするべきだったか・どこが間違っていたのかを本当に理解するまでに、何度同じ過ちを繰り返すのだろう。「よっちんは海がいなきゃだめなんだな」も本当は「海と喧嘩でもしたのか? なら仲直りは早い方がいいよ」と言いたかっただけかもしれない。文字だけ読むと、無神経の塊という印象だが。山田陽一、八角五郎、初登場。描き方が15巻以降とかなり違ってる。この後ろ姿からして、二人とも両方の手をポケットに入れているんだろうな。でも、初対面の人の前では出した方がいいんじゃないか。健次郎、注意しないのかよ! 二人と対照的に「出した手」が印象に残るのは、遼とよっちんだ。彼等はおそらく作品独特の強さの条件を破る役割だったのだろう。しかし、今のところ、役目が達成されたとはいえない状態だ。津神は好奇心で見るだけでなく、それぞれを強くするためのフォローをしてやるべきだったのだ。その役割はどうなるのだろう。 黒澤の体調も「引退の儀式」としての対戦も、よっちんには相談しなかったため、参加できなかったが参加していればプロ中心の世界・裏世界とやっていける方法を身につけていたのではないだろうか。瞬だけでなく他の人たちに負けた時の落ち込みようも凄まじい。適切な気遣いをした人も少ない。最近の他誌の連載では負けた主人公は敵や観戦者の前では落ち込んだところを見せず、馴染みの料理屋の前では振舞いきれず涙してしまう。店主は軽い冗談を言いながらチャーシューをおまけし、敵は仲間に主人公への思いを語るという理想の形が描かれていたのだが…。
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