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来年の夏は、キレンゲショウマが咲く頃、四国徳島の剣山に登ってみようと思う。「天涯の花」とは、高山植物キレンゲショウマであり、純粋なまま少女から大人になっていく主人公、珠子そのものである。
松たかこの初座長舞台でも有名になった「天涯の花」だが、舞台の再上演は、もうないのだろうか。ぜひ観てみたい。
女の一生ではなく、15歳から20歳までを描いた物語であるだけに、その純粋な美しさは、他に例を見ない。
しかしぐいぐい進む圧倒的なストーリーがあるわけでない。一人の捨て子が生きてゆく、という力強くも一歩一歩進むようなお話だ。これがこの著者の魅力なのかも知れないが、初めて読んだ私には、この物語の世界は実は少し物足りなかった。
でも、方言がすごくいい。
「えらい静かじゃなあ。」とか「長うにここにおって頂かないかん。」(これはなんと、高山の花のことなんですよ。)とか、いい感じだなぁ・・・。四国の霊峰「剣山」に、行ってみたくなりました。
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