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天涯〈第1〉鳥は舞い 光は流れ (SWITCH LIBRARY)
 
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天涯〈第1〉鳥は舞い 光は流れ (SWITCH LIBRARY) [単行本]

沢木 耕太郎
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商品の説明

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  蔵書を見れば持ち主の教養が判断できるというが、その人が撮った旅のスナップをアルバム1冊分見せてもらえればそれ以上のことがわかりそうだ。興味の対象が何であるのかはもちろん、視野が広いのか近視眼的なのか、シンプル好きかゴテゴテ趣味か、行動的なのか腰が重いのかといったことまで…。
  本書はノンフィクション作家、沢木耕太郎による写真集であり、「第一」「第二」のどちらの巻も旅の記録として撮影されたものを集めている。紀行文「深夜特急」などで沢木を知る人なら、きっとさまざまな興味がわく本だろう。
  沢木は写真のプロではないし、旅行時には「交換レンズもなければストロボも持っていない」(「第一」後記)という。しかし構図や色彩、ブレの効果などについては十分意識的で、漫然とシャッターを押したという写真ではない。ただ、一枚一枚の完成度で勝負するより、ある程度の枚数を眺めながら何かを感じてもらう方針ではあるようだ。そのため、写真は見開きに最大4枚レイアウトされている。被写体は一般の旅行者がカメラに収めるものとそれほど変わらない。ランドマーク的な建物や花、動物、通行人など。それも特別凝ったアングルではない。ただし、何かの取材と関連しているのだろうか、モハメッド・アリやジョージ・フォアマン、アルベルト・トンバ、ベン・ジョンソン、レニ・リーフェンシュタール、フィデル・カストロといった有名人も登場する。旅に関する沢木自身のコメント、あるいは有名作家の言葉など短い文章がところどころに挟まれている。(松本泰樹)

内容(「MARC」データベースより)

体の中を風景がよぎる。私というカメラが一瞬のシャッター・チャンスで捕らえた風景が、ふと甦る、わけのわからぬ痛みを伴って-。「天涯」へ至るための旅の途次で撮られた、著者初の写真集。

登録情報

  • 単行本: 381ページ
  • 出版社: スイッチパブリッシング (1997/11)
  • ISBN-10: 4916017846
  • ISBN-13: 978-4916017840
  • 発売日: 1997/11
  • 商品の寸法: 22.4 x 16 x 4.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 95,052位 (本のベストセラーを見る)
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By "gudon"
形式:単行本
 この写真集には写真だけが掲載されているのではない。沢木耕太郎自身が旅先で書きとめたと思われるメモや、あるいは彼の心情を代弁するような作家の言葉を引用して随所にちりばめてある。「深夜特急」の作者が撮った「風景の描写」と、その他のエッセイやノンフィクション作品で人間の内面を鮮やかに描き上げる彼一流の「内面の描写」との二つが味わえる作品である。
 ここには一人で旅をする事の魅力が見事に描かれている。それは楽しさだけではなく、時には哀しさに似た感情でもある。全体を通じていえば、旅と人生をなぞらえるような、深夜特急後半のすこし物悲しい雰囲気が強い。旅をした事がある人でも、またこれから旅をしようかという人にも、この写真集ほど魅力的な本は他にないだろう。

 ついでに、この写真集シリーズには沢木耕太郎の他のエッセイ作品と重なる写真がいくつかある。そのため沢木耕太郎ファンにとっては、他のエッセイ作品を読みながら同時にこの写真集を眺めるのもまた一興であると思う。
 
 

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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
美しく、生き生きと血の通った写真の数々を眺めているだけで幸せな気持ちになりました。ひとつひとつの写真が、それぞれ物語を持っているようでとても素敵です。   また、写真の合間に読むことが出来る様々な詩や文章が、旅への想いを募らせてくれます。

簡単に世界中を旅することは出来ないけれど、この本を見ると何だか自分も世界に飛んでいったような気持ちになります。

 

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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By voodootalk 殿堂入りレビュアー トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
1997年10月20日リリース。『深夜特急』を読破した者なら必ず手に取るべき(あるいは手に取るべき運命の)沢木耕太郎第一写真集である。そして手に入れるなら、絶対に文庫でなく単行本を手に入れるべきである。そうしないとオリジナル・サイズの写真を手にはいるのに手に入れなかったという深い後悔を残すだろう。

『深夜特急』の旅では何度も何度もカメラを売ってしまおうとするシーンが登場する。しかし結局最後まで売らずカメラはその旅を記録した貴重な写真を残した。ぼくの中では最も印象深い最終巻のポルトガルのシーンで(ちなみに文庫本で言うと140ページあたり)『SAGRES』という名のビールを飲みながら、それが岬の名であり、それを探しに行きたいと思うシーンが出てくる。それがこの写真集の177ページに出てくる。もうこれだけでめろめろである。

決して沢木耕太郎は写真に詳しいわけではないだろう。それでもここに在る写真の圧倒的な存在感は何だろう。魅力ある写真というのはカメラの性能では決してないのだ、と帰結してしまう一冊だ。
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