高校の美術以外担任の先生にこんなものを描いて見せたらきっと家庭訪問にこられるだろう。いやセンスのない堅物の美術教師でもそうするかも知れない。天明屋 尚の描く日本画にはそんな毒がこめられれている。
武闘派、傾奇者、破壊、暴力、挑戦的・・・。伝統的な日本画という固定観念とは裏腹なまったく新しいイマジネーションで彼の作品は常にはちきれんばかりだ。
もしあなたが知識として美術を学び、美術館などでわかった顔で一応頷いたり、感動してしまったりする人なら、この作品集の毒に決して耐えることができないだろう。
しかし芸術とは破壊であり創造であるという本質を理解する方なら、彼の芸術家としての才能と作風の斬新さに賛辞をおくることになるのではないだろうか。
二人といない重要な作家である。この内容でこの値段ならおつりがきてしまうほどだ!